落合監督、チェンを突き放す 「いいじゃん、ボロボロになれば」

　中日・落合博満監督が厳しいコメントを連発した。中日は５日、阪神に１対９で敗れた。落合監督は開口一番、「試合になりませんでしたわ」。４回６失点と崩れた先発のチェンについては「本人がどういうピッチャーなのか分かっていない。いい時だけ抑えられて、悪けりゃ抑えられないじゃ、先発ピッチャーにならない」と突き放した。
　昨季、最優秀防御率（１.５４）のタイトルを獲得したチェンが今季は１勝４敗・防御率４.２０。２軍で再調整させる考えを問われた落合監督は「逃がさないよ。逃がして何になる？ 誰かが助けてくれる、そんな甘い世界じゃない。過去の大エースは自分でそれを乗り越えていったもの。いいじゃん、ボロボロになれば」と、今後もチェンを１軍で起用し、その中で復活を待つ考えを示した。
　井端弘和が登録抹消になるなど、野手陣の入れ替えも活発になっているが、「オレは（判断が）早いから。オレが使えないと思ったら、来年いないんだから。そういう場所でもある」と１軍で戦うことの厳しさを語った落合監督。中日ナインにとって緊張感のある戦いが続きそうだ。

取材協力：野球専門タブロイド紙 Baseball Times Weekly

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