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【ゴルフ】石川遼「AKB48に学ぶ」 東京・六本木でイベント2010年5月6日 紙面から
「58」の次は「48」だ!? 世界6大ツアー最少の58をマークして中日クラウンズを制した石川遼(18)=パナソニック=が5日、人気グループ「AKB48」から“プロの心構え”を学ぶ意欲を見せた。東京・六本木ヒルズで行われた日本ゴルフツアー選手権(6月3日開幕、茨城・宍戸ヒルズCC)のプレイベントに出席した遼は、行きたいコンサートに「AKB48」と即答。多くのファンを獲得している同世代の国民的アイドルから、注目される中で活躍する極意を吸収する考えだ。 いきなりの“告白”だった。日本ゴルフツアー機構主催の「ファンとの集い」で、深堀選手会長から「行きたいコンサートがあるんだよな?」と振られた遼。突然の質問に18歳が口にしたのは、国民的アイドルの名前だった。 「AKB48さんです。同世代で頑張っているし、行ってみたい」 意外(?)な答えに詰め掛けたファンは「えー」と驚きの反応。だが、そこは最年少で賞金王に輝いた規格外の18歳。決してミーハーな気持ちでアイドルの名前を挙げたわけじゃない。 「いろんな人に注目されている中で見せる仕事を続けている。その姿勢がすごい。『ファンがいて私たちがいる』という考えは勉強になります」 「会いに行けるアイドル」をコンセプトに、ファンとともに成長してきたAKB48。遼も常にファンに囲まれ、数千人の視線の中でプレーしてきた。活躍する世界は違えど、ファンに支えられている立場は同じ。遼自身は特定メンバーのファンではなく、「正直、曲は『桜の栞(しおり)』しか知らないんですが…」と申し訳なさそうだが、“魅せるプレー”を心掛けるからこそ、観客を楽しませる術に興味を抱く。 中日クラウンズでは世界6大ツアー最少記録となる「58」をマークして逆転優勝。「あの時も声援が僕を後押ししてくれた」。ファンを支えに成し遂げた歴史的快挙。声援という無形の力の威力を知るからこそ、遼も「ファンとの集い」で過去最多となった2700人のファンに呼び掛ける。 「きょうも多くの方に来ていただき、うれしい。次のトーナメントも万全の状態で臨みたい。みなさん、ぜひ応援に来てください」 3月の米国遠征中にはアーノルド・パーマーから「ゴルフ以外からも学べ」と金言を受けた。ファンを大切にする芸能界の“極意”。国民的アイドルから学ぶべきを学び、遼が国民的ヒーローの道を歩んでいく。 (寺西雅広)
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