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エキスポランド跡地に農業体験公園オープン 大阪・吹田

2010.3.27 13:12
このニュースのトピックス天下り・公務員制度改革
地元の中学生と畑に鍬を入れる岡田常務理事=大阪府吹田市の万博記念公園地元の中学生と畑に鍬を入れる岡田常務理事=大阪府吹田市の万博記念公園

 閉園した遊園地・エキスポランド跡地(大阪府吹田市)に27日、野菜栽培などができる農業体験公園「ファームエキスポ」がオープンした。土地を所有する独立行政法人・日本万国博覧会記念機構が廃止となるまでの1年間だけの利用となるが、テーマパーク構想などを打ち出す大阪府の橋下徹知事に対し、運営する社団法人・日本農業協会(東京都)は「自然とふれあえる施設こそ万博公園らしい」と、2年目以降の事業継続にも意欲をみせている。

 ファームエキスポは、約20ヘクタールの跡地のうち北側の約4ヘクタールを利用。アスファルト上に土を盛って作った畑や、遊園地当時のプールを利用した田んぼで、野菜栽培や田植えを体験できる。なにわ野菜の直売所やレストランもあり、協会は「『食と農』というテーマで農業の魅力や自然に優しい生活を発信したい」という。

 しかし、万博機構は「府の了解」を前提に、22年度末までの廃止が閣議決定されているため、とりあえず1年だけの時限オープンとなるが、日本農業協会は年間約40万人の入場者と約5億円の売り上げを見込んている。

 オープン式典で協会の岡田憲和常務理事(43)は、「エキスポ40年という節目の年に、この場所を大阪の食と農を考えるきっかけの場所にしたい」とあいさつし、地元の中学生らと畑でくわ入れした。

 跡地利用をめぐっては、橋下知事が米映画大手パラマウント・ピクチャーズのテーマパーク誘致を目指しているが、岡田氏は「ハードで人が集まる時代ではなく、心に訴えるソフトが必要。できれば2年目以降も事業を継続したい。橋下知事とも直接交渉したい」としている。こうした動きについて、万博機構は「私たちは見守るしかありません」とコメントしている。

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地元の中学生と畑に鍬を入れる岡田常務理事=大阪府吹田市の万博記念公園

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