2010/05/05(水) 23:51:41 [民主党]
毀日政権へ引導を渡す端緒に
宮崎の口蹄疫疑い23カ所に 知事「非常事態宣言も」
宮崎県は5日、新たに同県えびの市の農場1カ所と川南町の農場3カ所で、口蹄疫に感染した疑いの豚計13匹が見つかったと発表した。4カ所で飼育する豚計6213匹を殺処分する。感染疑いが見つかった農家や施設は計23カ所となった。JP 47 News(Web) 5月5日付記事lより参照のため抜粋引用/写真はJP 47 Newsの同記事より参照のため引用
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全国へ共に周知を
表題に触れられている宮崎県の口蹄疫(こうていえき)拡大について、危機状況にあるにも関わらず、テレビをはじめ、メディアの多くは僅(わず)かに触れながらも、掘り下げた報道を避けるかのように、パスしている状況にあることを確認しました。確かに、“風評被害”の拡大を“懸念”するかの言い分があるのかもしれませんが、それこそ、メディアが詳細に報じ、事のありのまま次第と、人への感染の可能性がないことを積極的に報じれば、「報道」が“風評被害”の防止に貢献できるはずです。
報道しない。その実態の奥には、報道すれば、明らかに民主党政権の汚点とも指摘すべき事柄が浮き彫りになるからではないか、とこう推察せざるを得ません。この点を英邁に事実を掘り下げ、心あるみなさまと共有させていただき、共に、全国へ周知できればと思います。
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読者からいただいたご指摘
多くのみなさまからメッセージをいただいており、感謝申し上げます。事の次第の掘り下げのため、参考とさせていただきたく考えています。その中で、メッセージを1つ小稿に紹介させていただきます。
(以下、転記)
口蹄疫の恐れありと言うことで輸入禁止にしていた韓国豚を、民主党政権になった直後に輸入解禁。そして半年後の現在、国内で口蹄疫発生。牛・豚約30000頭を殺処分する大災害に拡大。地元だけでは対処不能で、陸上自衛隊が100人規模で出動しなければならない重大事態に。にもかかわらず、今回のこの口蹄疫の続報に関して全国ニュースで報道しないNHK、在京テレビ各局。上海万博の盛況ぶりや金マサオの北京訪問については嬉しそうに笛太鼓を鳴らしながら連日ニュースで報道するNHK。特定アジアと民主党にマイナスになる報道をしないキチガイ・マスメディアですね。有力ブログの博士さんのブログでこの口蹄疫とマスメディアの報道態度のことをもっと採り上げてほしいです。
(以上、転記)
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韓国豚の輸入については、ああ、そういうニュースがあった、と思い出されるみなさまもおられるのではないか、と思います。いわゆる、「感染経路」推察のヒントと出来るのかもしれません。明日は新聞休刊日に当たるそうですが、時間の許す限り逆取材し、報道に積極的ではない事由を掘り下げたく思います。
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■ 主な関連記事:
・消息不明「赤松農相」考 2010/05/05
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毀日政権へ引導を渡す端緒に
および、問題と思われる政治家諸氏へ意見書を発したく考えています。本件について、みなさまとの共有のため報告を断行してまいる所存です。この口蹄疫拡大に対する実効策を何ら講じない。あたかも、宮崎県民を見殺しにしているかの民主党政権のと、関わる閣僚の態度について徹底的に解明してまいりたく思います。政治家の身ではないため、出来ることは識者の端くれの立場からの指摘、指弾でしかありませんが、可能なことをみなさまと共有してまいりたく思います。
なお、先ほども、ブログが「F5攻撃」に見舞われた様子で、一時、表示困難となっていたことを有志から教えていただきました。何があろうとも、先祖代々の日本に、これ以上、賊分の手出しをさせてはならない。これは良識の願いでもあると思います。前へ進みます。
平成22年5月5日
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2010/05/05(水) 12:04:02 [民主党]
国民の危機に、消息不明の赤松農相
宮崎県の口蹄疫、風評被害防止に尽力 感染経路特定難しく
宮崎県で発生している家畜の伝染病、口蹄(こうてい)疫。殺処分される牛や豚などは過去最大規模の計約2万8千頭に上っている。農林水産省や県では感染拡大を防ぐとともに、風評被害対策にも力を入れる。感染経路の究明も急がれるが、特定は難しいもようだ。産経新聞紙面(切り抜き)5月5日朝刊(23面)より参照のため抜粋引用/写真は産経新聞の同紙面より参照のため引用
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宮崎県の農家を襲う「口蹄疫」
偶蹄類(ぐうているい)に分類され、一般に、家畜として飼育されている牛、羊、豚など。ならびにアジア地域の野生にみられる水牛、山羊、鹿、猪、カモシカなどに感染する「ウイルス性の急性伝染病」、とされる「口蹄疫(こうていえき)が、畜産を柱としている宮崎県の農家を襲っている。
一般に、動物が感染すると発熱し、生気が失われ、よだれなど、動態的に判りやすい症状がみられる、とされている。また、目視により、舌や口中、口の周囲、蹄(ひづめ)の付け根など、皮膚が比較的軟らかい部分に水疱(すいほう)ができ、やがて破裂して傷口になる、との症状を伴うことが特徴として確認されている。専門的には、かくなる水疱が形成されないケースも報告されている、とのことだが、一般に、「口蹄疫」という病名はこの症状に由来するものとされている。
特に、風評などによって、人への感染の可能性が懸念されるが、一部に報告されたとする例外を除けば、一般に、その可能性は無い、と認識して差し支えない。たとえ、口蹄疫を患った乳牛の、ウィルスが残る乳や肉を生で人が摂取したとしても、少なくとも胃酸で取り除かれるゆえに感染しない。また、人の手足口病とはまったく無関係、と指摘されている。
現下の発症例としては、すでに、4月9日に宮崎県都農町の畜産農家が飼育する和牛1頭に、口腔びらん等の症状を示し、口蹄疫の疑いがあることが判った、と一部で伝えられた。同症の疑いを有する2頭目が16日に、さらに3頭目の存在が19日に確認されている。以降、25日までに、「県は25日、同県川南(かわみなみ)町の農家で新たに感染した疑いのある牛が4頭見つかったと発表した」(西日本新聞)と。また、「県は、この農家が和牛725頭を飼育、規模が大きいことなどから周辺の県道約1.5キロを同日から3日間封鎖する措置をとった。さらに感染疑いの事例が増えているため、2府10県に家畜防疫員の派遣を要請した」(同)とある。事実とすれば、感染が徐々に拡大していた様子が窺える。
西日本新聞(Web) 4月26日付記事
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消息を絶った赤松農相
表題には、この事態を受けての、東国原英夫知事(宮崎県)による赤松広隆農林水産相への陳情の様子の一端が記されている。風評被害の抑止と家畜の移動制限、消毒などの防疫措置、および被害農家へ補償の検討などの政府措置が決められた様子だ。だが、その後、肝心な赤松農相の消息が判らない。一部の報道では、芳名こそ散見できるが、宮崎県で拡大する被害に対する、より具体的、且つ根本的な対策を指示した、との報道が見受けられない。
実質的な「消息」を絶ったに等しい。せめて、「無事なら、電話1本くらいよこしたらどうなのか」、と問いたくなるのは筆者だけではあるまい。その「消息」の一部を報じるニュースがあった。云く、「【メキシコ市共同】赤松広隆農相は1日、メキシコ市でメキシコのマジョルガ農牧・農村開発・漁業・食料相と会談し、メキシコが中部ハリスコ州に建設している国立遺伝子センターに専門家を派遣し、遺伝子研究に協力する考えを表明した」(共同通信)と。また、「また、両国が経済連携協定(EPA)を締結していることに関連し、肉類やオレンジなどメキシコ産品の日本市場へのさらなるアクセス拡大などを協議した」(同)とある。事実とすれば、外遊に出ておられたようだ。
JP 47 NEWS(Web)5月2日付記事
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自国内に危機あり、とあれば、どこぞの国の国家主席でさえ、国際会議の出席や外遊を中断して自国内に戻る。だが、この日本で、宮崎県が壊滅的な打撃を被りかねない危機状況にあるにもかかわらず「外遊を続けたまま」、であるとすれば、国民が遭遇する危機を無視し、見殺しにしているに等しい。閣僚としての危機管理能力はおろか、それ以前の、国会議員としての資質を問わねばなるまい。
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感染移入「経路」について
表題には、「これまでの分析では、感染経路はまだ特定されていない」(産経新聞)と。続けて、「農水省などによると、口蹄疫は極めて感染力が強く、人間のインフルエンザ並みという。空気感染のほか、エサや敷きわら、人間の靴底などにウイルスが付着して運ばれる場合もある。宮崎大農学部の後藤義孝教授(家畜微生物学)は「宮崎県では特産品の確立を目指しており、海外の新品種やエサを試す人も多い。そうした試みの中で紛れ込んだのではないか」と指摘している」と記している。さまざまな可能性が考えられているようだが、根本原因の究明と拡散防止のためにも、「感染ルート」の特定は不可欠であろう。さもなくば、全国各地で感染と拡大が再現される可能性も否定できないからだ。
だが、何かしらの形態での、「ウィルス」の海外からの移入によるものであることは確実だ。おりしも、この5月2日、最初に確認された症例から単離された「口蹄疫ウイルス」が、アジア地域で確認されている口蹄疫ウイルスと近縁であることが確認された(要旨)、との報道があった。家畜の口蹄疫への感染は、3月に中国、4月に韓国で確認されているが、これらは何を意味するのだろうか。ごく素朴に、これらの国々に頭が上がらない民主党政権ゆえに、「感染経路」確定への指標すら示すことが出来ないのか、党勢が劣勢の宮崎県の事例ゆえに、確たる指示なく、放置に等しい状況に置いて“報復”に出ているのか、との疑念すら脳裏を過ぎる。従順ではない地域や団体への「締め上げ」は、そもそもが、実質・小沢民主党の党技でもある。
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口蹄疫流行に対する農相、政府の対応は十分ですか?
以上の、小ブログの主張は主張として、今後の参考のため、みなさまの率直なご意見をお伺い出来ればと思い立ち、二択設問で恐縮だが、「口蹄疫流行に対する農相、政府の対応は十分ですか?」とのアンケートを作成し、みなさまのご協力を仰ぎつつ、ご意見を伺うことにした。ご関心をお持ちで、未投票の方がおられれば、投票へのご参加をお願いできればと思う。ご協力いただける場合は、設問をご確認の上、ご回答いただければ幸いである。また、投票からそのままお帰りにならず、先祖代々の「日の出バナー」へのクリック応援をいただければ大きな励みになります。
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■ 主な関連記事:
・赤松氏「参政権は公約」考 2010/01/13
・農水「パチンコ」相 2009/09/25
▼ 政治家の「DNA情報」公示を
・民主「選挙政治」の愚 2010/04/25
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民主党政権では期待薄だが、相応の政府対応がなされてごく当然、と宮崎県の様子を拝察していた。だが、あまりにもお粗末。お粗末以前に、ここでも、政権を自ら放棄した状況に等しいのではないか。
郷里に近く、親愛なる宮崎県のみなさまの痛痒を拝察するにつけ、心よりお見舞いを申し上げたい。早期の解決と畜産の復興を願わずにおれない。併せて、「国民が主役」「国民の生活が第一」と掲げながらも、国民を無視し、国民を欺く民主党政権の早期下野が不可欠である。
平成22年5月5日
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2010/05/05(水) 06:40:27 [挨拶]
2010/05/04(火) 20:06:50 [対中外交見直し参考資料]
エスカレートする人民解放軍の挑発
中国調査船がEEZ内に=海保に測量中止要求−奄美沖・外務省が抗議
海上保安庁は4日、奄美大島の北西約320キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内で3日午後、中国の国家海洋局の海洋調査船「海監51」(1690トン)が同庁の測量船「昭洋」(3000トン)に接近し、約3時間45分にわたり追跡してきたと発表した。海監51は「中国の規則が適用される海域」と主張して昭洋に測量の中止を要求。日本の外務省はEEZ内の正当な調査として、中国政府に厳重抗議した。時事通信(Web) 月4日付記事より参照のため抜粋引用/写真は時事通信の同記事より参照のため引用
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エスカレートする人民解放軍の挑発
報道では、いわゆる「中国の」とよく報じられるが、その正体を、「人民解放軍の」と置き換えて認識すれば、一連の侵犯、挑発行為の本質が判りやすくなる。折しも、上海万博を開場し、表向きには、笑顔で“平和”な中国を装いつつも、しかし、テーブルの下では相手の靴を踏み、蹴りを入れる。それが同国伝統の二重外交である。いわば、前者は資本収集や技術収奪のための偽装であり、後者が真の素顔と認識して差し支えない。特に、足を蹴飛ばそうとも、売られた喧嘩を買えない国に対して、その二重度合いはエスカレートしている。かくなる行為は、さらにエスカレートするであろう。
報道では、調査船「海監51」とあるが、小型の軍用船にも匹敵する排水量を持つ同船は、戦闘に備えての簡便的な銃火器の装備と、人民解放軍兵士の乗り組みがあったとしても不思議ではない。だとすれば、場合に応じては、同艦からの呼びかけによって、他の「同胞」艦船の集結も可能とした上での、上記の挑発行為であろうことが容易に推察できる。いわば、伝統のシフトを敷いた上での、周到なまでの、日本の排他的経済水域(EEZ)内への侵入と観て差し支えない。
発表では、日本の「測量船「昭洋」(3000トン)に接近し、約3時間45分にわたり追跡してきた」とあるが、以上の可能性により、場合にはよっては、測量船が危ない目に遭っていた可能性がある。単体の航行は危険である。少なくとも、海上自衛隊の艦船の護衛と、侵犯や挑発、ひいては、万一の攻撃があった場合の実証的な証拠としてモニターし、記録するための、静止衛星による上空から追跡準備は不可欠である。周到な準備が必要だ。
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日台侵攻の予兆
速報には、「同庁によると、中国船の日本のEEZ内への侵入は年に数回あるが、自国の権益を主張し測量中止を求めたのは初めて」、として、「接近があったのは、中国との地理的中間線まで約40キロの東シナ海。海監51は、3日午後2時ごろから昭洋に徐々に接近。午後3時半ごろ、無線で「何をしているのか。この海域は中国の規則が適用されるので調査を中止しろ」と昭洋に告げた」(時事通信)とある。
事実とすれば、測量船に対する中国艦船の中止指示は不当極まりない。また、不当である、と抗議したとしても、自国の“論理”から抗議する方が悪い、と平然と転嫁する。国際ルールが通用するのは同国の表向きの“顔”のごく一部であって、話が通じない盗賊を相手にするに等しい認識と覚悟が必要だ。
看板の上海万博が終われば、指摘されて来た通り、日本、台湾の領海、領土に対する軍事侵攻が始まる可能性は否定できない。その予兆としての、一連のエスカレートしつつある挑発行為と認識すれば、事の次第が判りやすくなるのではないか。
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中国の軍事的脅威を認識しますか?
以上の、小ブログの主張は主張として、今後の参考のため、みなさまの率直なご意見をお伺い出来ればと思い立ち、二択設問で恐縮だが、「中国の軍事的脅威を認識しますか?」とのアンケートを作成し、みなさまのご協力を仰ぎつつ、ご意見を伺うことにした。ご関心をお持ちで、未投票の方がおられれば、投票へのご参加をお願いできればと思う。ご協力いただける場合は、設問をご確認の上、ご回答いただければ幸いである。また、投票からそのままお帰りにならず、先祖代々の「日の出バナー」へのクリック応援をいただければ大きな励みになります。
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■ 主な関連記事:
・中国海軍「動き活発に」考 2010/05/01
・中国「国防動員法」考 2010/04/28
・中国機「無断着陸」考 2010/04/26
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▼ 4日他の小稿:
・伊能忠敬の偉業
・新聞「学習教材」考
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相次ぐ予兆の数々を、チベット、東トルキスタン(ウィグル)の事例に率直に照らし、中国共産党の脅威は、日本にとっても、台湾にとっても、明日と隣り合わせの脅威であることに一人でも多くの日本国民が気づかねばならない。国思う良識の粛々たる総意によって、隷中政権、隷中政治を一掃すべき時にある。
平成22年5月4日
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2010/05/04(火) 14:29:19 [本もの探し隊]
伊能忠敬の偉業
1800年閏4月 伊能忠敬の日本地図 晩学、56歳からの測量行
伊能忠敬(ただたか)(1745〜1818年)といえば江戸時代、初めて正確な日本地図を製作したことで知られる。輝かしい業績とともに語り継がれるのは、彼の生き方である。実業家としての成功をあっさり捨て51歳で江戸に遊学。天文や測量学を学び、74歳で亡くなるまで地図づくりに打ち込んだ一途(いちず)さは、高齢化社会に生きる私たちに、ある種の感動を呼ぶ。産経新聞紙面(切り抜き)5月4日朝刊(6面)より参照のため抜粋引用/写真は産経新聞の同紙面より参照のため引用
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はるかなる日本人
先日、神奈川県下の古代遺跡を少々見学。古くは7万年以上前のものと推定されるものから、奈良・平安時代のものと目されるものまで、わずか数平方キロメートルの領域に、20カ所以上の遺跡が時系列的に点在している地域への訪問であった。遺跡といっても、近隣での噴火による火山灰の堆積や、土砂の流入などによって未発見、未発掘のものが存在しているに違いない、仮に、それらを含めるとすれば、より数多く、より広範であるに違いない、と。その感慨を深めた次第である。
いにしへの日本人は、私たちのはるかなる祖先である。祖先たちが日々どう暮らし、何を語り、何を大切にしていたのか。遺跡めぐりは、事績にその心に問いかけるごく身近な「旅」でもある。日本人の優れた特性の1つ1つを語れば、「民族的優位性の誇張」云々、と揶揄(やゆ)する向きがあるが、まったくの筋違いである。理工系の1人として、ごく淡々と、日本の先人の事績、業績を確認するほどに、優れたる特性を認めざるを得ないのが現実である。
おそらく、瑣末な身の、未来のごくささやかな、且つ地道なライフワークの1つになるのかもしれない。遺跡と遺跡を線でつなぎ、また別の遺跡とつなぎ、見出す古代の文化で面へと広げ、それを時系列的なモデルへと展開すれば、古代の支那朝鮮域とはまったく別の、独自の日本の国家像を見出せるはずである、と。こう考察している。
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精密な「日本地図」
このように考えていたところ、表題に紹介される伊能忠敬の日本地図制作の事跡に心新たに感銘するものがあり、小稿にクリップさせていただきたい。観測衛星や航空機が存在しない時代に、自らが全国測量の旅に出て誤差僅少の日本地図を作り上げた。同翁の星霜を超えた強靭(きょうじん)な信念と、測定をコツコツと積み上げていく日本人の特性。そして、「事実」への妥協なき探究。これらが結実した成果と謂える。今日の、比類なき日本の基礎研究力にも通ずる日本人の底力と謂えまいか。
伊能忠敬の日本地図「伊能大図」 (現存する写本を組み合わせたもの)
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その事績について、「寛政12(1800)年閏(うるう)4月。忠敬は江戸を出発し、蝦夷地に向かった。幕府の許可は得たものの、あくまで自費での事業だった」(紙面)と。それまでの職分を成功裏に締め、家を再興しての後の、自主的な「旅」であったことを記している。
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成せば成る、「56歳」の旅立ち
同翁は時に56歳。180日間におよんだ第1次測量は、奥州街道から蝦夷地太平洋岸へおよび、そこから奥州街道へと戻る半年間の行程であった。主な測量の旅は、72歳にいたるまでの合計10回におよんだ。鉄道やビジネスホテル、コンビニも無い時代である。さまざまな地域への行程には、困難は少なくなかった違いない。
そのたび重なる行程の中で、やがて、「測量の正確さが徐々に認められるようになり、「幕府御用」の旗印も下された。16年後の文化13(1816)年の江戸周辺の測量で、事業は完成する」、として、この10度目の測量を以って、行程が終了した様子を記している。74歳で逝去。遺弟(ゆいてい)たちの作業によって完成した地図(写真は写本)が上記である。海岸線に沿った測定の余りの精密さに、後に外国の要人、識者が驚嘆したと伝えられる。ここにも、先人の確かな事績があり、心より敬意を捧げたい。
なお、紙面には、「忠敬が作った地図や測量に使った器具、関係先への手紙など約2300点は「伊能忠敬関係資料」(香取市・伊能忠敬記念館蔵)として今春、国宝に昇格した。資料の一部は9日まで、上野の東京国立博物館で記念陳列されている」とある。もし、機会あれば、展示をご覧になり、誇れる先人の事績に触れられてみるのも、新緑の初夏にふさわしい、心新たな1つとしていただけるのかもしれない。
平成22年5月4日
博士の独り言
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↓胸を張れ、先祖代々の日本人!
2007/05/18 00:00 カウンター設置 (ブログ再始動の翌年に設置。数値はPCカウントのみ累算です。機能上、携帯アクセスはカウントされていない状況です)
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行の国思うメルマガ、およびブログです。初期のように、氏名とプロフィールの詳細を掲載すべきと考えていますが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。
みなさまにはお忙しい中、日々新たなご訪問をいただき感謝します。特殊政党とカルトに騙されない、毅然とした日本を築いてまいりましょう。
ブログ命名の「独り言」の意味には、ごく普通の日本人の独りが、ごく当たり前のことを自らの言で書く、との意味を込めています。この意義をもとに、特定国からパチンコ、カルト、政党、メディアにいたるまで、それらの国害という「国害」をあまねく網羅、指摘してまいりました。ゆえに、(=イコール)これらの応援を一切受けず、ごく普通の、私と同じような立場のみなさまから応援いただいて来た国思う諸活動に他なりません。
「個」の足場の弱さはありますが、たとえ困難や不当な圧力に遭おうとも、屈することはありません。瑣末なブログですが、絶えず前へ進み、一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。国害と指摘すべき事柄に取り組む博士の独り言に応援をお願いいたし、辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。