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大阪・道頓堀の大阪松竹座公演「團菊祭五月大歌舞伎」が4日、華やかに幕を開けた。東京・歌舞伎座が建て替えにより4月30日でいったん閉場したため、5月の名物興行だった「團菊祭」が東京以外で初めて開催。劇場内は待ちわびた歌舞伎ファンで超満員の盛況ぶりだった。
「團菊祭」は、1936年に明治の劇聖とうたわれた9代目市川團十郎と5代目尾上菊五郎の偉業をたたえて始まった。ひ孫にあたる当代の團十郎(63)と菊五郎(67)は「少しでも追いつけるよう、2度3度と大阪に呼んでもらえるよう頑張りたい」と、初日から汗をしたたらせて奮闘した。
昼の部「勧進帳」では弁慶・團十郎、富樫・菊五郎、義経・坂田藤十郎(78)の豪華顔合わせでファンをうならせ、夜の部「髪結新三」では新三・菊五郎、弥太五郎源七・團十郎が江戸歌舞伎の粋を披露していた。公演は同劇場で28日まで。
(2010年5月5日06時00分 スポーツ報知)