【北京時事】4年ぶりに中国を訪れている北朝鮮の金正日労働党総書記が5日午後、北京入りした。同日夕に人民大会堂で胡錦濤国家主席と晩さんを共にしながら会談したもようだ。6日に胡主席と公式首脳会談を行うとみられる。核問題をめぐる6カ国協議再開に向けて金総書記がどう発言するかが最大の焦点だ。
金総書記を乗せた特別列車は、北京入りに先立ち、5日午前8時(日本時間同9時)すぎ、天津駅に到着。天津市内を視察した後、金総書記が乗った約50台に上る車列が同日午後3時40分ごろ、宿泊先の北京・釣魚台迎賓館に入り、同5時20分ごろには人民大会堂に到着した。
金総書記と胡主席との会談は2006年1月以来。公式首脳会談では中朝の伝統的友好関係を確認し、経済協力強化で合意するほか、中国による対北朝鮮支援策が協議される見通し。北朝鮮関与説が強まる韓国哨戒艦沈没事件も議題に上るとみられる。
[時事通信社]