宮崎県で口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いのある牛が相次いで確認された問題で、同県選出や出身の国会議員3人が22日、赤松広隆農相を訪ね、畜産農家への金融支援や全国的に不足している消毒薬の確保などを要望した。
要請したのは、外山斎参院議員と川村秀三郎、道休誠一郎両衆院議員。会談後、3人は記者団に「畜産農家の経営は厳しい。大臣も『防除に積極的に対応したい』といわれた」と語った。
川村氏らによると、全国の畜産農家が自衛のために消毒薬を購入し、現地で消毒薬が不足。豚などの生産にも影響が広がっていることから、融資条件の緩和なども要請したのに対し、赤松農相は「当面は金融支援が有効で、風評被害にも省を挙げて対策を取る」と答えたという。
=2010/04/22付 西日本新聞夕刊=