2010-05-04
■[雑記]「39歳にして萌えオタの看板を下ろすことにしました」に衝撃を受けた
ざっと図式化して書いてしまいます。俺がこんなに物語のなかに女の子を求めるようになったのは、わかりやすく言ってしまえば「自分は男性として不良品である」という思い込みからです。もてるとかもてないとかいう前に、まず「自分という存在が女性から受け入れられるはずがない」というところからスタートしています。もっといえば「自分がだれも信用していないんだから、他人も自分を信用するはずがない」という理屈で、実のところ、相手が男だろうと女だろうと、ひとしく「受け入れられる可能性」というものを想像しませんでした。この感覚は10歳くらいのころにはすでにあって、ここから脱け出すまで20年くらいかかってます。
しかしそういうやりかたでは、人間はなかなか生きていくのが難しいわけで、そのときに俺に与えられたのが「物語」というものでした。
〜中略〜
そのまま20年生きてきたわけですけど、さすがに途中で「俺はおかしいな」ということには気づく。気づくんだけど「女性に受け入れられはずがない」という思い込みは強固です。俺はいつしか「フィクションを消費するためには金が必要。よって、金を稼ぐためのみ俺の肉体は生きている。つまり俺の実体はアニメ見たりマンガ読んだりするほうであって、そのほかのすべての時間はそのために犠牲になっている」と思うようになりました。いまでもこの傾向はあります。
そうやって、現実を否定すればするだけ、よりフィクションの世界がリアルに目の前に迫ってくるという、周囲から見れば負のスパイラル以外のなにものでもないような、当人にすれば地獄と極楽のジェットコースターのような、おもしろエヴリデイを送っていたわけです。当人の自覚としてはおもしろくもなんともなくて、えらいきつかったですが。
あああああああああああああ。やばい。共感が出来すぎてやばい。このくだりがやばい。「架空の世界に求めた人間関係の形式」とか「AIR」に対する態度とかは全く共感しないけれど、「物語」に対する態度が非常に良く分かる。
「自分がだれも信用していないんだから、他人も自分を信用するはずがない」
「フィクションを消費するためには金が必要。よって、金を稼ぐためのみ俺の肉体は生きている。つまり俺の実体はアニメ見たりマンガ読んだりするほうであって、そのほかのすべての時間はそのために犠牲になっている」
このふたつが特にやばい。どっちもすげー思ってる。私の場合は、生きているのが辛すぎるから、ってのが根本的にあるきがする。
ああ、駄目だ。このエントリを見て、ぐちゃぐちゃと思うところが沢山あって、長々と文章を書きましたが、ちょっとアレだったの削除しました。これはあかん。内面的なことは、もう一度ちゃんと落ち着いてから書こう。つーか、mixiにでも書こうかしら。
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