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子どもの数、過去最低1694万人 09年比19万人減

2010年5月5日

図拡大子どもの数と人口に占める割合

 総務省は4日、全国の子どもの数(15歳未満)が4月1日現在の推計で1694万人となると発表した。29年連続の減少で、過去最低となった。総人口(1億2739万人)に占める子どもの割合も36年連続で下がり、過去最低の13.3%となった。

 子どもの数は前年に比べ19万人減った。対前年比13万人減だった2009年に比べ、減少に拍車がかかった。男子は868万人、女子は826万人で、女子100に対して、男子は105.1となった。

 子どもの割合は第1次ベビーブーム直後の1950年には3分の1を超えていたが、その後、第2次ブーム(71〜74年)の時期を除いて低下し続けている。97年には初めて65歳以上の高齢者の割合を下回り、今回の推計では、高齢者の割合(23.0%)に比べ、9.7ポイント低くなった。海外と比べると、日本は、ドイツ、イタリア並みで、中国や米国より低い。

 都道府県別(昨年10月1日現在の確定値)では、東京都だけが前年に比べ子どもの数が増え、福岡県は変わらず、その他の道府県は減少した。子どもの割合が最も高いのは沖縄県(17.7%)で、次いで滋賀県(15.0%)、愛知県(14.6%)となっている。最も低いのは秋田県(11.2%)で、東京都は11.9%だった。全国平均(13.3%)を上回ったのは27府県だった。(大久保泰)

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