【アルーシャ=山尾有紀恵】第4回アフリカ開発会議(TICAD4)で決めたアフリカ支援策の進み具合を確認する閣僚級フォローアップ会合が2日午前(日本時間2日午後)、タンザニアのアルーシャで始まった。共同議長の岡田克也外相は演説で、アフリカ向けの政府の途上国援助(ODA)を2012年までに倍増するなどとした公約実現を改めて表明した。
重点的に取り組む分野としては、(1)経済危機からの回復(2)ミレニアム開発目標の達成(3)気候変動の三つを提示。円借款の積極活用で今後2年間で最大20億ドル(約1900億円)相当のインフラ整備を実施することや、世界エイズ・結核・マラリア対策基金に今年も2億4千万ドルを拠出することを表明した。