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<中国>調査船が日本のEEZ内で海保船に測量中止を要請

5月4日20時9分配信 毎日新聞

 海上保安庁は4日、鹿児島県奄美大島の北西約320キロの日本の排他的経済水域(EEZ)で3日、海上保安庁の測量船「昭洋」(98メートル、3000トン)が、中国の国家海洋局の海洋調査船「海監51」(88メートル、1690トン)に約1キロの距離まで接近、追跡されたと発表した。海監51は無線で「中国の規則が適用される海域だ」と測量中止を要請してきたという。測量船に中国船が接近し、調査の中止を要請したのは今回が初めて。外務省は4日、「日本のEEZ内での正当な調査だった」として中国政府に抗議した。

 海上保安庁によると、現場は両国の地理的中間線から約40キロの日本側海域。昭洋は海底に設置した地殻構造の観測用機器を引き揚げる作業中だった。海監51が3日午後2時ごろから約3時間にわたって追跡したため、昭洋は調査を断念して同海域を離れた。

 海上保安庁によると、EEZの海域を巡っては日中間に隔たりがあり、今回の現場海域は中国が自国のEEZと主張している。他国のEEZ内で調査をする場合、相手国の事前了承を得る必要がある。

 東シナ海では4月にも中国海軍のヘリコプターが2回にわたり海上自衛隊の護衛艦に近接飛行。外務省が「安全航行上、危険な行為」として抗議したばかりだった。【池田知広、石原聖】

最終更新:5月4日20時9分

毎日新聞

 

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