【宜野湾】鳩山由紀夫首相は4日午後、宜野湾市の普天間第二小学校で市民との対話集会に臨んだ。参加者からは普天間飛行場の県外・国外移設を求める声が相次いだ。
これに対し、鳩山首相は同飛行場の抑止力に言及し「沖縄の方にまた負担をお願いせざるを得ない」と述べ、県外移設を事実上、断念する考えを示した。
対話集会には同飛行場の周辺住民約100人が出席。2004年に米軍ヘリが墜落した沖縄国際大学の富川盛武学長は「県民総意を斟酌(しんしゃく)しなければいずれ怒りのマグマが噴出する」と語気を強めた。市基地対策協議会委員の佐藤学氏(沖国大教授)は「海兵隊に抑止力がないことは軍事的には常識」と述べ、同飛行場の即時閉鎖を求めた。
続出する厳しい意見に対し鳩山首相は「すべてを県外に移設することは極めて困難。しばらくの間、県民に負担をお願いしなければならない。つらいことではあるが、ご容赦を」と述べた。
伊波洋一宜野湾市長は集会後、「県内移設やむなしとの発言は残念」と述べた。
集会終了後、鳩山首相に直訴しようと駆けつけた住民1人が警察官に止められる一幕もあった。会場周辺には集会に参加できない多くの市民が殺到した。
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