ピカソの絵画「ヌード、観葉植物と胸像」=AP
【ニューヨーク=田中光】20世紀を代表する画家の一人、ピカソ(1881〜1973)の絵画「ヌード、観葉植物と胸像」が4日、ニューヨークで開催された競売会社クリスティーズのオークションで、約1億648万ドル(約101億円、手数料込み)で落札された。
クリスティーズによると、オークションに出品された芸術作品としては史上最高の落札価格。これまでの記録は、今年2月にロンドンのサザビーズで落札された、スイスの彫刻家ジャコメッティによるブロンズ像「歩く男」の約1億430万ドルだった。
今回のピカソの絵画は、縦162センチ、横130センチ。1932年3月の作品で、ピカソの愛人マリー・テレーズを一日で描き上げたといわれている。ロサンゼルスの慈善家が所有していた。