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橋下知事「市政を変えるため戦う」大阪で街頭演説

大阪市福島区で街頭演説する大阪維新の会の橋下徹代表

◆ 「大阪維新の会」発足後初 ◆

 新党「大阪維新の会」の代表を務める大阪府の橋下徹知事(40)が4日、大阪市福島区の野田阪神駅前などで、同党発足後初となる街頭演説会を開いた。殺到した市民らに、新党の目玉政策である大阪府と市の再編による“大阪都”構想を力説。対立する大阪市の平松邦夫市長(61)や大阪市政を痛烈に批判し、改革の必要性を訴えた。

◆ 市民に“大阪都”構想力説 ◆

 「市政を変えるために、命をかけて戦っていきますよ!」。橋下代表の熱のこもった一言に、聴衆から「頑張れよ〜」という声援や拍手が起こった。大阪市福島区の2カ所で開かれた街頭演説会で、同党が目指す大阪府と市の再編や、区長選挙の必要性などを声をからして力説した。

 橋下代表が訴えるのは、東京都をモデルに大阪、堺の両市や周辺9市を20〜30万人の特別区に再編して20区を設置、区長を公選にする“大阪都”構想。「市長の仕事は市民一人一人の顔を覚え、皆さんの要求を知り、丁寧に応えること。250万人の人口を抱えていて、できるはずがない」と訴え、「市長や市議会が大阪都に反対するのは、自分のポジションがなくなるから」と対立する平松市長を痛烈に批判した。

 また、区が行政単位の東京と違って大阪では市の組織の一部であり、区長選挙が行われない。「市長が決めた役人である区長に期待できますか?」と問いかけた上で、「これは市民と、利益を守ろうとする役人との戦いですよ」と語気を強めた。

 この日は、23日投開票の大阪市議福島区補選(欠員1)に同党が擁立した新人候補とともに街頭に立った。「我々は本気で大阪を変える。皆さんも一緒に立ち上がってください」と、市民らと握手も交わし、新党をアピールした。

[ 2010年5月5日付 ]

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