緊急走行中の事故で大破した松本署のパトカー |
4日午後2時25分ごろ、松本市笹賀の信号がある県道交差点で、緊急走行中の松本署のパトカーと塩尻市の会社員女性(33)の乗用車が衝突、女性が頸椎ねんざなどのけがをし、松本市内の病院に運ばれた。パトカーは前部が大破したが、乗っていた署員2人にけがはなかった。同署が事故原因を調べている。
同署によると、パトカーは110番通報を受け事件現場に向かう途中。赤色灯をつけサイレンを鳴らして交差点に入り、左から来た乗用車とぶつかった。同署は「緊急走行が必要な状況だった」としているが、事件の内容は明らかにしていない。運転していたのは同署地域課の男性巡査長(29)。助手席に同課の男性巡査部長(49)が乗っていた。
事故当時、同交差点で赤信号のため停車していた30代男性によると、パトカーは「交差点に入ります」と拡声器で告げ、進入したという。
同署の高見沢和実副署長は「けがをされた女性にお見舞いを申し上げます。事故原因は捜査中で、原因が明らかになってから適切な対応をしたい」としている。