広末涼子さんのものまねで“可愛すぎる芸人”として人気のお笑い芸人おかもとまりさんが4日、長編CGアニメ「9(ナイン)~9番目の奇妙な人形~」(シェーン・アッカー監督)の公開記念イベントに宣伝隊長として登場。映画にちなんで九つのものまねを披露しようとしたおかもとさんだったが、持ちネタが七つしかなく、お笑いコンビ「マシンガンズ」に突っ込まれていた。
「ナイン」は、新人だったアッカー監督が手がけ、05年のアカデミーション短編アニメーション部門にノミネートされた短編作品「9」を、「アリス・イン・ワンダーランド」のティム・バートン監督がプロデュースし、アッカー監督の手で長編作品に生まれ変わった。人類滅亡後の未来を舞台に、背中に「9」と描かれた麻布でできた人形が、荒れ果てた廃虚で仲間と出会い、モンスターと化した巨大な機械獣に襲われながらも、さらわれた仲間を救うために、機械獣のすみかへと向かう……というストーリー。
おかもとさんは、「もしもの空想ものまね」と題して声まねや顔まねをする太田プロ所属のピン芸人。ブログにすっぴんの顔写真を載せたところ、「広末涼子のそっくりさん」と話題を呼ぶようになり、4月に発売されたDVD「からふる」が、お笑い芸人としては初めてオリコンランキングのアイドル・イメージ部門で首位を獲得し、写真集「グレーゾーン」も話題になるなど、人気を集めている。
イベントには、芸人なのか、アイドルで行くのか“グレーゾーン”のおかもとさんにちなんで、お笑いコンビの「マシンガンズ」の滝沢秀一さん、西堀亮さんと、アイドルグループ「SDN48」の野呂佳代さんが、同じ事務所のタレントとして、それぞれ「芸人代表」「アイドル代表」で登場した。
自身のDVDの大ヒットについて聞かれたおかもとさんは「別に……。特にないです」と沢尻エリカさんのものまねを披露し会場を沸かせた。写真集でセクシーショットを披露していることについて、「ものまねをやっているので羞恥(しゅうち)心はないです」と平然と答えた。野呂さんは、最近体形を気にしていることを挙げ、「どちらかというとグレーゾーンは私」とこぼし、マシンガンズの西堀さんは「こんなに早くバーターが来るとは思わなかった。仕事増やしてくれてありがとう。(同じ事務所の)柳原(可奈子さん)の時は乗り遅れたから」と話して笑いを誘っていた。「ナイン」は、8日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー予定。(毎日新聞デジタル)
2010年5月4日