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空売り取引をめぐり米ゴールドマンに罰金=米SECとNYSE

5月5日9時4分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル

 米証券取引委員会(SEC)とニューヨーク証券取引所(NYSE)などを運営するNYSEユーロネクストの規制部門は4日、米金融大手ゴールドマン・サックス・グループの一部門ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーの証券部門に対して株式の空売り規則に違反したとして罰金を科した。

 NYSE規制部門からの通達によると、2008年12月から2009年1月の間、ゴールドマンの株式執行決済部門が、顧客が保有していた空売りのポジションを買い戻すための十分な株式を調達していなかった、とされている。ゴールドマンが何百件もの株式の空売り注文を継続して受けたことで事態が深刻化した。

 空売りは、投資家が保有していない株式を売却するために証券会社から借りて他の投資家に売却し、株価が下落した後に買い戻す取引手法。この手法は合法だが、米当局は投資家が実際に貸し株を保有していることを確実にするため規則を厳格化してきた。

 ゴールドマンの広報担当者は、この問題は2008年10月の空売り規則の改正の後、「不注意な、手作業上のミス」によって起きた、と説明。「現在当社は、将来問題が起きないよう改善された自動プロセスを導入した」と付け加えた。

 ゴールドマンは、規制当局のこの日の発表内容を肯定も否定もしていない。SECとNYSEユーロネクストは、ゴールドマンを厳しく非難した上、執行決済部門に罰金45万ドルを科した。

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最終更新:5月5日9時4分

ウォール・ストリート・ジャーナル

 

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