「大毅VS坂田」7月実現へ…協栄3000万円で落札
5月5日8時0分配信 スポーツ報知
プロボクシングWBA世界フライ級王者・亀田大毅(21)=東日本協会=が、因縁の対決に臨む可能性が高まった。WBAは3日(日本時間4日)、米ラスベガスで、大毅に義務付けられていた元王者・坂田健史(30)=協栄=戦の入札を行い、協栄ジムが31万5000ドル(約3000万円)で落札したと発表した。入札会場に亀田側の代理のプロモーターが現れたことが判明。大毅に坂田戦を行う意思があるとみられる。試合は7月下旬開催の見通し。
大毅―坂田戦が実現に向けて大きく前進した。
米ラスベガスでの入札には日本から協栄ジムの金平桂一郎会長(44)が出席。最低入札額は8万ドル(約740万円)のところ、協栄が31万5000ドル(約3000万円)で落札した。金平会長は「今後、大毅選手を始め、亀田陣営や関係者らを交え、慎重に交渉したい」と語った。
協栄側は試合を7月24、25、31日のいずれかに首都圏の会場で行いたい考え。WBAの規則で落札額から王者の大毅が75%、挑戦者の坂田は25%の報酬を受け取る。
一方で、亀田側も動きを見せていた。複数の関係者によると、入札会場に亀田ジムから委任状を託されたメキシコのプロモーターが姿を見せたという。だが提出書類の不備などがあったもようで、入札には参加しなかった。
亀田ジムは父・史郎氏(44)の暴言問題の影響で五十嵐紀行会長(35)がライセンス無期限停止処分となり、ジムは無期限活動停止中。ジムとして直接、入札はできないが、国内外の別のプロモーターに入札を依頼することは可能だ。
今回の亀田側の動向に関して、大毅ら3兄弟を預かる東日本協会の北沢鈴春事務局長(40)は「大毅選手に試合を行う意思があると受け止めている」と話した。今後、協会は協栄側と大毅の間に入る仲介人を用意、交渉の推移を見守る方針。
これまで亀田側は協栄側と過去のファイトマネーなどの未払いをめぐる訴訟を抱え、大毅に義務付けられていた坂田との対戦を拒んできた。入札20日以内に大毅が契約書にサインしなければタイトルをはく奪されるなど不透明な要素を残すが、一時の手詰まり状態からは脱しつつある。
【過去の日本での主な落札額】国内選手で入札にまで発展したのは数例しかなく、最高額は94年のWBC世界バンタム級王座統一戦の薬師寺保栄(松田)対辰吉丈一郎(大阪帝拳)戦。薬師寺陣営が3億4200万円で落札した。ほかには、1976年のWBCライト級王者のガッツ石松(ヨネクラ)対ヘスス(プエルトリコ)戦でヘスス陣営が落札し、両者のファイトマネーが約7500万円だったケースもある。
◆入札制度 王者認定団体が義務付けた指名試合(世界戦)などで、王者と挑戦者双方の交渉が一定期限を過ぎてもまとまらなかった場合、解決策としてプロモーター(興行主)を募り、入札を行う。入札者の金額提示は1度のみ。入札は公開で行われ、最も高い金額を提示したプロモーターが興行権を獲得する。通常、興行主は入札から20日以内に選手のサインが入った契約書を認定団体に提出する義務がある。また、試合は入札から45日以降90日以内に行われなければならない。
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協栄側は試合を7月24、25、31日のいずれかに首都圏の会場で行いたい考え。WBAの規則で落札額から王者の大毅が75%、挑戦者の坂田は25%の報酬を受け取る。
一方で、亀田側も動きを見せていた。複数の関係者によると、入札会場に亀田ジムから委任状を託されたメキシコのプロモーターが姿を見せたという。だが提出書類の不備などがあったもようで、入札には参加しなかった。
亀田ジムは父・史郎氏(44)の暴言問題の影響で五十嵐紀行会長(35)がライセンス無期限停止処分となり、ジムは無期限活動停止中。ジムとして直接、入札はできないが、国内外の別のプロモーターに入札を依頼することは可能だ。
今回の亀田側の動向に関して、大毅ら3兄弟を預かる東日本協会の北沢鈴春事務局長(40)は「大毅選手に試合を行う意思があると受け止めている」と話した。今後、協会は協栄側と大毅の間に入る仲介人を用意、交渉の推移を見守る方針。
これまで亀田側は協栄側と過去のファイトマネーなどの未払いをめぐる訴訟を抱え、大毅に義務付けられていた坂田との対戦を拒んできた。入札20日以内に大毅が契約書にサインしなければタイトルをはく奪されるなど不透明な要素を残すが、一時の手詰まり状態からは脱しつつある。
【過去の日本での主な落札額】国内選手で入札にまで発展したのは数例しかなく、最高額は94年のWBC世界バンタム級王座統一戦の薬師寺保栄(松田)対辰吉丈一郎(大阪帝拳)戦。薬師寺陣営が3億4200万円で落札した。ほかには、1976年のWBCライト級王者のガッツ石松(ヨネクラ)対ヘスス(プエルトリコ)戦でヘスス陣営が落札し、両者のファイトマネーが約7500万円だったケースもある。
◆入札制度 王者認定団体が義務付けた指名試合(世界戦)などで、王者と挑戦者双方の交渉が一定期限を過ぎてもまとまらなかった場合、解決策としてプロモーター(興行主)を募り、入札を行う。入札者の金額提示は1度のみ。入札は公開で行われ、最も高い金額を提示したプロモーターが興行権を獲得する。通常、興行主は入札から20日以内に選手のサインが入った契約書を認定団体に提出する義務がある。また、試合は入札から45日以降90日以内に行われなければならない。
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最終更新:5月5日8時0分
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