中国地方の高速道路は4日、古里や行楽地で過ごし、帰宅する人たちの混雑がピークを迎えた。広島県内の山陽自動車道では事故の影響も重なり、断続的に渋滞が発生。広島市と広島空港(三原市)を結ぶリムジンバスは計46便が運休、4日間連続で乱れた。
西日本高速道路中国支社によると、山陽道上り線の志和インターチェンジ(IC)―広島ジャンクション(JCT)間では、2カ所で追突事故があり、最大約17キロの渋滞。本郷IC―西条IC間でも、4台が絡む玉突き事故が起き、最大約16キロの車列ができた。
広島空港へ向かうリムジンバスは山陽道の渋滞に伴い、午前11時から2時間と、午後5時半から最終まで、それぞれ運行を見合わせた。折り返しを含め計46便が運休した。
鉄道、空の便も込み合った。広島空港では、羽田行きの日本航空と全日空の便がほぼ満席。山陽新幹線は東京、新大阪方面の指定席がほぼ埋まり、JR広島駅では、上り12本で自由席乗車率が100%を超えた。各交通機関は5日も上りの混雑が続くとみている。
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