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鳩山首相が陳謝「沖縄の人々におわびを」

 鳩山由紀夫首相は4日午前、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり仲井真弘多県知事と県庁で会談し、県内移設の考えを初めて表明した。「沖縄県外という話もなかったわけではないが、日米同盟や抑止力の観点から、すべてを県外というのは現実的には難しい。沖縄に負担をお願いしなければならないという思いで来た。すべてをパッケージとして解決するのが大事だ」と明言した。

 キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)の沖合に、くい打ち桟橋(QIP)方式を軸として代替施設を建設、これに鹿児島県・徳之島へのヘリコプター部隊移駐か一部訓練の移転を組み合わせる案を念頭に置いているとみられる。公式会談に先立ち非公式に知事と約20分間会談、この際に政府の考えを詳しく説明したとみられる。鳩山首相の沖縄訪問は昨年9月の就任以来初めて。自衛隊機で沖縄県に入った。

 知事は「県外移設を求める県民の声が高まっている。政府は真摯(しんし)に受け止め、危険性除去に取り組んでほしい。米軍のグアム移転や嘉手納基地より南の基地の整理縮小を進めてほしい」と述べた。

 首相は政府の対応が迷走したことを念頭に「沖縄の人々におわびを申し上げなければならない」と陳謝。普天間移設先に関し「まだ完全に政府案はまとまっていない。できる限り、知事や県民とともに解決していきたい」と強調した。

 桟橋方式は、シュワブ沿岸部を埋め立てる現行計画に比べ環境への負荷が小さいとされる。首相はこれに加え、徳之島の活用で沖縄の基地負担も軽減されるとして知事の理解を求める構え。同日夕には稲嶺進名護市長とも会談する。稲嶺市長は名護市への移設に強い反対姿勢を示している。

 政府は4日、日米の実務者協議を防衛省で開き、調整を本格化させた。しかし米側が日本側の提案を受け入れる保証はなく、協議の難航が予想される。社民党は辺野古への移設に強く反対しており、首相が繰り返し約束した5月末決着は不可能な情勢だ。

 首相は伊波洋一宜野湾市長ら関係市町村長との懇談会や沖縄の米軍基地周辺住民との対話集会を開くほか、普天間飛行場とキャンプ・シュワブを視察。移設先をめぐり、首相は「最低でも県外」と発言して基本的に県外移設を模索してきた。(共同)

 [2010年5月4日12時6分]


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