博多どんたくに福岡市名誉市民として参加したソフトバンク・王会長=福岡市内(撮影・栗木一考)
福岡市の「博多どんたく港まつり」が3日、始まった。さまざまな衣装に身を包んだ市民らが、演奏や踊りを披露しながら市の中心部をパレード。今年初めて参加したソフトバンクの王貞治球団会長(69)が人力車に乗って姿を現すと、大きな歓声が上がった。汗ばむほどの陽気の中、福岡市博多区のメーン会場では、祭りの起源とされる伝統行事「博多松囃子(まつばやし)」の舞踊を約200人が披露。これを皮切りに、次々と市民らのグループが街へ繰り出した。
陣羽織姿の王会長が人力車に乗って登場すると、沿道の観客は盛んに手を振り、声援を送った。王会長は「触れ合うほどの距離で皆さんの笑顔を見られて、私も幸せな気持ちになった」と笑顔。どんたくは2日間で計230万人の人出が予想される。