新曲「たんぼdeマンボ♪」のジャケット写真
阪神タイガースの代打の切り札として活躍した“浪速の春団治”こと野球評論家の川藤幸三氏(60)が、2年ぶりの新曲「たんぼdeマンボ♪」を26日にリリースする。新曲は兵庫県の小学生たちと歌った日本を元気づけるための応援歌。故障者続出の中、序盤戦で快進撃を続ける古巣に対し、川藤氏は「もっと元気だしてもらいたいんや」と“魂の歌”でエールを送っている。
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川藤氏は、1997年の長山洋子(42)とのデュエット曲「浪花夢情話」や2008年の「望郷甲子園」など、男くさい容姿そのままにコブシの効いた演歌を歌ってきた。ところが、今回の新曲は、まさか?のマンボ。タイトル通りのリズミカルな楽曲だ。
古巣・阪神タイガースは、序盤戦快調な滑り出し。川藤氏は「選手の入場曲に?もちろんええよ。この曲がいいと思う選手、応援団がいたら著作権フリーや。自由に使ってくれ!」と豪快にOKサインを出している。
実は、歌手業は“引退”したつもりだった。川藤氏は、前曲以降も新曲のオファーを受けていたが、「本業の歌手の方に失礼」と断ってきたという。新曲のマンボに乗り気となったのは「世話になった田舎に何かを還元したい」との思いからだ。
2003年から川藤氏は、福井県内の母校で、小学生たちと毎年、卒業企画として砂場などを製作してきた。これからの日本を支える子供たちに「元気を与えたい」といい、昨年5月からはMBSの料理バラエティー「魔法のレストラン」で兵庫の小学生たちと米作りにも取り組んでいる。
新曲は、同企画の中で小学生たちと歌った田植えの歌。小学生たちと田んぼの歌を作ろうと話し合い、「日本人の基本は米やから。下手くそな歌でも歌う意義があると思ったんや」と“歌手復帰”に重い腰を上げたのだという。