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名城陣営ニヤリ…カサレス“日本の洗礼”にグッタリ

 王者・名城に挑む挑戦者カサレスがアウェーの洗礼!?を受けた。最初のアクシデントはカサレスも観戦した長谷川−モンティエル戦があった4月30日。祝勝会を終えてホテルに戻ったスタッフの1人がルームキーを紛失し、カサレスが1万円で弁償したのだ。

 翌日、大阪への移動時にも悲劇は起きた。ゴールデンウイークで指定席が満席。仕方なく乗り込んだ自由席は喫煙シートだった。「恐ろしかった。とんでもなくひどかったよ」。カサレスは思わず渋い表情を見せた。その影響か、この日の公開練習では昨年9月の初対決時のような威勢のいい言葉はゼロ。名城陣営の枝川会長は「元気がなかったな。日本の洗礼や」と、ほくそ笑んだ。



◆WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ◆
(5月8日・大阪府立体育会館第1競技場)
王者
名城 信男
(28・六島)
<12回戦> 同級1位
ウーゴ・カサレス
(31・メキシコ)
13勝8KO1敗1分け 30勝22KO6敗2分

[ 2010年5月4日付 ]

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