沖縄での主な日程を終えた鳩山由紀夫首相が4日夕、名護市内で記者団に語った内容は、以下の通り。
【反対意見に直面】
――道中で反対意見に囲まれた。反対意見をどう考えるか。また普天間飛行場を一部県内に移設する方針に変わりないか。
「はい、大変厳しい一日だったことは、あの、その通りであります。やはり、県民の皆さん、この普天間の移設に関しては、最低でも県外にしてほしいという思いを、ほとんどの方から伺いました。そこまで皆さんがお考えになっていうことの、厳しさを改めて実感をいたしました。ただ私は、やはり住民の皆さんとこのように、対話などもすることができましたし、来て良かったと、率直にそう思っています。厳しかったけれども、来て良かったと」
「私の思いというものも、まず、理解はなかなか頂けなかったとは思います。しかし、自分としても、やはり、例えばこの国の平和を考えたときに、日米同盟の将来を思うにつけ、どうしても一部はご負担を、まだお願いをしなければならないという考え方を、それぞれ申し上げたところでございます。これは、考え方に変わりはありませんが、ただ、なかなかご理解を頂いていないものですから、これからも住民の皆さん、あるいは仲井真知事さんをはじめ、しっかりと意見交換をしていきながら解決をしていきたいと思っています」