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アサクサ組3位で代表選考会は大荒れ模様

<ビーチバレー東京オープン女子準決勝>第1セット、浦田のスパイクに飛び込んでレシーブを試みる浅尾美和
<ビーチバレー東京オープン女子準決勝>第1セット、浦田のスパイクに飛び込んでレシーブを試みる浅尾美和
Photo By スポニチ

 アサクサ3位で協会関係者がドタバタ劇を繰り広げた。ビーチバレー国内ツアー開幕戦・東京オープン最終日は3日、お台場海浜公園で行われ、女子準決勝で、浅尾、草野組は浦田聖、西堀組にフルセットの末に敗れた。3位に終わったことで2枠のアジア大会(11月 中国・広州)日本代表入りは絶望的と思われたが、大会後になって日本バレーボール協会の瀬戸山正二ビーチ強化委員長が代表選考の方針を転換。浅尾組に代表入りの可能性が“復活”したが、10日の代表選考会は大荒れの様相を呈してきた。

 準決勝はテレビカメラだけで21台が集まる注目の一戦だった。念願のツアー初優勝へ向けて、昨季までパートナーだった西堀との初対決。だが、浅尾はフルセットの末に競り負けた。昨季まで「万年3位」とやゆされてきたが、パートナーが代わっても“定位置”の3位。「こんな悔しい思いをしたことはない。繰り返さないようにしたい」と唇をかみしめた。

 だが、その一方で浅尾組の敗戦が思わぬ混乱を呼んだ。今大会はアジア大会代表の選考対象試合。順当に勝ち上がった浅尾組や4位の尾崎、金田組が準決勝で勝っていれば文句なしの代表入りだったが、決勝に進出した2チームはいずれも敗者復活戦からの勝ち上がり組。しかも準優勝した駒田、本間組は、1日の1回戦で浅尾組に敗れたペアだったこともあり風向きが怪しくなった。

 日本協会の瀬戸山正二ビーチ強化委員長は大会前、明文規定はないものの、代表選考について「原則的に今大会の上位2組を代表に選ぶ」との方針を示していただけに、「準決勝に進んだ2チームがともに負けてしまったから頭が痛い」と渋い表情。しかも、大会後になって「結果を重く受け止める必要があるが、必ずしも決勝進出の2チームではない」と急きょ方針を転換。3位の浅尾組にも代表入りの可能性が浮上したことで、代表選考会が紛糾することは必至の情勢となった。

 代表は10日の強化委員会で決定するが、浅尾の所属事務所の関係者は「選ばれればありがたいけど、周りから浅尾だから(特別扱いされた)と思われる」と困惑する。くしくも10日はサッカーW杯日本代表選手の発表の日。岡田ジャパンに負けないサプライズ選出はあるのだろうか。

 ≪将来性も考慮≫ペアが入れ替わった直後で実力の見極めが難しい中、今大会だけが代表選考の対象となったのは、11月のアジア大会のエントリー締め切りが6カ月前となっている事情がある。明確な選考基準はなく、今大会の結果と内容をもとに10日の強化委員会で決定する。ロンドン五輪を目指していないベテランの楠原、三木組は選考の対象外。川合庶強化副委員長は「準決勝に残った4チームは選考の対象になると思う。将来性も考慮したい」と話した。

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