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Twitter Send 2010/05/04 10:52 KST
外貨準備高2788億7千万ドル、過去最大規模に


【ソウル4日聯合ニュース】韓国銀行が4日に明らかにしたところによると、4月末現在の外貨準備高は前月より65億4000万ドル(約6187億4943万円)多い2788億7000万ドルと集計された。規模は過去最大となった1月末の2736億9000万ドルを上回る。また、月別増加額は昨年11月(67億ドル)以来で最も多かった。

 外貨準備高のうち、米国国債や政府機関債などの有価証券は韓国銀行の買戻し条件付債券売却で51億5000万ドル減少した。その半面、預け金は117億3000万ドル増加した。

 韓国銀行は外貨準備高が増加した理由として、準備高の規模が膨らみ、運用収益も増えたためと説明した。同行関係者は、月平均外貨準備高が昨年の2352億ドルからことし1〜4月平均で2739億ドルに増え、保有証券の利子と売買差益が自然に増加したと述べた。

 ただ、格付け会社が南欧諸国の格付けを大幅に引き下げ、日本の財政赤字に懸念を示したことから、ユーロ安と円安が進んた。このため、ユーロ・円建て資産のドル換算額がやや減少した。

 また、先月に急激なウォン高を避けるため、外為当局が介入したこともある程度影響を及ぼしたと推定される。

 3月末現在の韓国の外貨準備高は、中国、日本、ロシア、台湾、インドに続き世界6位を維持している。

japanese@yna.co.kr