韓国大統領が哨戒艦沈没は事故でないと発言、北朝鮮名指しは避ける
[ソウル 4日 ロイター] 韓国の李明博大統領は4日、3月に同国海軍哨戒艦「天安」が沈没し乗組員46人が死亡した事件について、沈没の原因は事故ではなかったと述べた。しかし、北朝鮮の関与を明言することは避けた。
李大統領は同日開催した軍の主要指揮官会議で演説し、「確実なのは天安が単純な事故で沈んだのではないということだ」と言明。「国際調査団が沈没原因を発表する際に明らかになるだろう。原因が判明すれば断固たる措置をとる」と語ったが、北朝鮮を直接非難することは避けた。
韓国政府の複数の高官は、個人的見解として、北朝鮮が故意に魚雷を発射したとの見方を示している。
韓国政府は、北朝鮮による攻撃が明らかになれば、国連安全保障理事会にこの問題を提起する方針を明らかにしている。
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