Breakfast-Club

　先日全国ネットで、福知山線の脱線事故から5年というニュースが流れました。
　私が事業を廃業したのも、あの事故の年でした。もうあれから5年が過ぎたのですね。

　廃業した5年前、巨額の借金ばかりが残り、100円のパンすら買えない、生活の目処が立たない、仕事に活動に欠かせない車もパソコンも何もかも失って、途方にくれていたのですが、池田先生の渾身の激励に涙して再起を誓い、Ｍさんをはじめ、多くの同志の方の真心の激励にお応えしようと、必死になって頑張った事が、金の思い出となってよみがえってきます。

　あの時ご本尊様に、活動に使う車もパソコンも無く、活動する時間さえ無くなりましたが、そうした物が自分で用意できる境涯にしてください、そして自由に活動できるようにしてくださいと祈りました。

　それからしばらくは、昼食代が無くて、水で腹をふくらましていました。勤め先が遠い場所で、しかも夜中の仕事なのに通勤の足が無く、自転車で2時間半かけて通いました。雨が降っても合羽が無く、有り合わせのゴミ袋をかぶって行って笑われもしました。

　でも、今振り返ってみると、車を2台も乗り換え、今年に入って、活動の車は部員さんが用意されるので、自分が用意する必要が無くなり、もったいないからという理由で、バイクを更に購入することまで出来ました。　5年間の間に、こんな事まで出来るようになっていました。パソコンも、今ので４台目です。全部祈った通りになりました。
　今年の4月には昇給しまして、生活にもずいぶん余裕が出てくるようになりました。
　廃業時の破産で全部借金が消えていればあまり苦労は無かったのですが、結局、1200万円の借金が残りました。それも残り18ヶ月で完済です。最初は仕事を3つも掛け持ちしていましたが、活動できるようにご本尊に祈りましたら、今は1つの仕事だけで返済をこなせるようになり、それももうすぐ終わりです。祈れば全部必ず叶う大確信を得ました。

　でも功徳は、こんな蔵の財ばかりではありません。

　信心で乗り越えたら、もう同じ悩みでは悩まないようになると、同志の皆さんは教えてくださいました。
　まったくその通りで、一度このような経験をすると、少々の事が何でもなくなります。仕事でも活動でも、およそ交渉事は、余裕を持って臨めるようになりました。
　また大不況の昨今、同じ悩みを持つ方々に、自分の体験を語り、行く先の不透明さに不安を抱えておられる方々に、希望を持っていただく喜びを知りました。
　自分にこうした事が出来るのだという、ものすごい身の財をいただきました。

　でも一番の功徳は、どんな逆風が吹いても、この信心から離れる事はあり得ないという事が、決意や心境を超えて、それが自分にとって当たり前の事、自然なものになったという事です。

　30年以上も念仏の家で育ってきた私にとって、たった13年しか創価学会の信心をしていないにも関わらず、南無妙法蓮華経しかない、南無妙法蓮華経さえあれば、なにがあっても大丈夫という事が、自然体で身についたという心の財が、なによりも一番大きな功徳であったと思います。

　この信心をしていれば、もう何があっても少しも怖くない。どんな難も、正面から乗り越えてやろうと、自然に思えるようになったという事が、大きな財産です。　
　あの時の、池田先生の激励、同志の方々の激励があったればこそ、今の自分があります。感謝してもし切れません。どうやって恩返ししようか、それを思う毎日です。

　ところで、全国津々浦々の、真面目に頑張っておられる活動家の皆さん、毎日とても忙しいでしょう。
　私も、時間がいくらあっても足りません。皆さん、本当にお疲れ様でございます。
　方々に走り回って忙しいですが、充実しています。活動できる境涯が楽しいし、ありがたいです。

　ですので、ブログの更新をするのは、全部終わって一段落してからになりそうです。おそらく次に更新するのは、7月の終わり頃かなぁと思います（＾＾）

　それまで、目一杯報恩感謝の活動を、全力でやり切ってまいります！