(cache) 移設先「県内」に強まる反発 抗議の中、駆け足で縦断 - 47NEWS(よんななニュース)
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  • 移設先「県内」に強まる反発 抗議の中、駆け足で縦断

     鳩山由紀夫首相は4日、就任後初めて沖縄入りし、米軍普天間飛行場の移設先を「県内」とする考えを仲井真弘多知事らに伝えた。首相が「県外移設」を繰り返し、期待感を高めただけに、市民との「対話集会」では反発と不信の声が上がった。訪問先で抗議活動が行われる中、駆け足で沖縄本島を縦断した。

     同日午前9時すぎ、自衛隊機で那覇空港に到着した首相は、沖縄戦最後の激戦地となった同県糸満市の平和祈念公園を訪れて献花し、約24万人の戦没者名を刻む「平和の礎」などを見て回った。

     同10時40分ごろ、仲井真知事との会談に臨むため沖縄県庁に入った際には、県内移設に反対する市民約500人が待ち受け、「裏切りは許さないぞ」などとシュプレヒコールを繰り返した。

     午後には普天間飛行場がある宜野湾市内で、伊波洋一市長や稲嶺進名護市長ら県内の市町村長と昼食を取りながら懇談。普天間飛行場の視察に続き、午後2時すぎから同飛行場に隣接する小学校で開かれた「対話集会」でも首相は「負担をお願いできればとの思いで来た」と県内移設の方針を表明した。参加した約100人の地元住民らから、移設問題をめぐる迷走や首相の言葉の軽さへの厳しい批判が相次いだ。

      【共同通信】