「みんなの党」に電撃入党した川田龍平議員の「変節」
昨年末、「みんなの党」に突如、入党した川田龍平参議院議員。周知のように、川田議員は、市民を中心とするボランティアに支えられ、前回参院選では無所属として当選。エコロジスト系などの一部新左翼も同議員の支持に回っていた。
その川田議員が何故、自民党を抜け出した渡辺喜美代表のもとに走ったのか。どうやら、この間の後援会内部での混乱と、支持者の離反続出が背景にあったようだ。本誌でも過去に伝えたが、昨年2月に開かれた後援会総会はヤジと怒号が飛び交い、川田議員も思わず涙ぐむ場面があったほど。後援会組織は最盛期の半分以下に会員が減少した。
「川田が参院選に当選した時の原動力になった市民活動家はほとんど離反してしまい、次の2013年の参院選が不安になったのでしょう。再選を目指す川田は、無所属では心もとないと考えたのか、当選時に公約として掲げていた外交・安保政策とは180度違う、みんなの党に独断で入党してしまったのです」(元会員)。
ちなみに、川田議員は外交・安保政策で「最終的には自衛隊と在日米軍を解消する」などとしていた。新自由主義と市場原理を信奉し、「日米同盟」を基軸とする渡辺氏の「みんなの党」とはあまりにも乖離している。12月13日に開かれた後援会総会で、同党入党の事後報告がおこなわれたが、会場はマスコミ関係者を完全シャットアウトする中で「シャンシャン大会」(前出の元会員)で終了したという。
会場では、川田議員の変節を強く批判する抗議ビラも撒かれた。このビラをつくった元会員も次のようにいう。
「川田議員が入党会見を開いた12月1日の前日、山口県・上関原発の建設反対集会で『無所属を受け入れてくれる受け皿が必要だ』などと演説していたのです。こうした川田議員の二枚舌には呆れるばかりです。みんなの党に入った後の国政レポートには、反原発の文字もなく、寄付を募る郵便振替用紙が同封されているだけでした。川田議員は当選した時の初心・原点を忘れて、永田町の政治ゲームにうつつを抜かしている、としか思えません。これでは有権者から見放される日もそう遠くないでしょう」
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コメント
週刊金曜日2009年12月18日号9頁、週刊新潮2009年12月24日号40頁、週刊朝日2010年1月1〜8日号199〜200頁も見よ。
投稿: ゴルゴ | 2010年1月26日 (火) 20:31
こいつは薬害エイズの時に教師になる夢を持っていたようだが、運動の中心になって行くに連れてその夢を放棄して国会議員になりやがった。
こいつは滅茶苦茶な論理しかない。
投稿: | 2010年1月27日 (水) 10:32
薬害エイズ騒動で一瞬だけ連帯(?)した小林よしのり先生は、どう思うでありましょうw
やっと左翼を卒業したので、握手くらいはしてくれるかな?
投稿: Fox-sendai | 2010年1月27日 (水) 22:01
完全にユダ丸出し棚、プゲラ
投稿: ネオリベラル反対 | 2010年2月11日 (木) 07:55