クライスラーのSUV調査 アクセルペダルに問題か【ニューヨーク共同】米運輸省は3日までに、米自動車大手クライスラーが販売した2007年型のスポーツタイプ多目的車(SUV)「ダッジ キャリバー」について、アクセルペダルが引っ掛かって元に戻らなくなる恐れがあるとして調査を始めたと発表した。 トヨタ自動車がアクセルが引っ掛かって元に戻らず急加速する恐れがあるとして大規模なリコール(無料の回収・修理)を実施したが、クライスラーも同じ部品メーカー製のペダルを使っていた。事態が深刻化すれば、経営再建中のクライスラーにとって大きな打撃となる。 米道路交通安全局(NHTSA)によると、キャリバーを運転中にアクセルペダルが引っ掛かったとの報告がこれまでに5件寄せられた。事故などの報告はないという。 クライスラーは、調査で問題が確認されればリコールする。同社は「調査には全力で協力する」と強調している。 【共同通信】
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