元滋賀県警鑑識課員で新潟大非常勤講師(捜査絵画学)の坂本啓一さんは「教会に文書を送った人物が実際に事件を繰り返しているのであれば、何らかの被害妄想にかられている一方で自己顕示欲の強いタイプではないか。手口があまりに直接的で幼稚だ。宗教への関心もうかがえるが、幼さも同居する20〜40歳の男だと考えられる」と話している。(後藤洋平、染田屋竜太)
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関西学院大の山内一郎名誉教授(キリスト教教育学)の話 オウム真理教の事件以来、日本社会で宗教はマイナスイメージを持たれかねない存在にもなっており、今回のような事件があるとそうした印象が広がらないか心配だ。現代において、キリスト教内でこんな事件が起きるほどの対立はありえないし、何よりキリスト教は平和を訴えている。犯人には、キリスト教の理念や思想を静かに考えるとともに、悩みがあるなら牧師に心を開いて疑問や批判を含めて打ち明けてほしい。