朝日新聞社さん、取材マナーを守りましょう
2010年05月03日08時15分 / 提供:PJニュース
【PJニュース 2010年5月3日】大型連休真っ只中。観光シーズンだけではなく、何かあるとデジタルカメラやビデオカメラで撮影している人を見かける。携帯電話でも撮影でき、すぐさまツイッターでリアルタイムに見ることができるようになった。街には防犯カメラがあり、私たちの行動は常に監視されているのではないかと思わせる今日この頃である。そのような中、取材中の朝日新聞社の記者の信じられない光景を目にしてしまった。いったい、何をしでかしたのか。
それは、5月2日の第5回みやざきストリート音楽祭で起きた。
デパート前のメインステージで行われた「スペシャル・ブラス・アンサンブル・コンサート」の開始前、私は自転車道と歩道の間にいた。自転車道と歩道の間には、街灯やちょっとした花壇があり、季節の花が植えられている。街灯は花壇と花壇の間にあり、私はそのスペースに脚立を立てて、他の観客に邪魔にならないように撮影していた。
メインステージにはイスが用意されていたが座れないほど人が多く、私の周りにも多くの人がいた。疲れたのか花壇の端に座っている人や、花壇の端に乗ってデジカメで撮影する人などがいた。ふと足元を見ると、花壇の中に入ることなく、花壇の端に出ている花や葉を踏まないように配慮していた。
コンサートが始まると、脚立を抱え朝日新聞社の腕章をはめた記者が、私と5メートルほど離れた花壇の近くで脚立を構えた。花壇の手前から撮影するのだろうと、さほど気にかけなかったのだが、次の動作に驚いてしまった。
その記者は花壇の手前にいた初老の男性に声をかけて、場所を譲ってもらった。そして、脚立をおもむろに花壇の中へ入れたのである。花壇の中の土の上にである。その行動に驚いてしまった私は、一時撮影を止めて、その記者の様子を窺った。
花壇の中に入った脚立は、足場が悪いのか、少し傾いていた。が、そんなことはお構いなし。その記者は花壇の中に置いた脚立に乗って、写真を撮り始めた。その間、5分程度であった。撮影が終わると、花壇から脚立を抜き出し、場所を譲ってもらった初老の男性に礼を言ってその場を立ち去った。
いくら取材とはいえ、橘通り商店街のみなさんが大切に育てている花壇の中に脚立を立てて写真を撮ろうとは、いったいどういう神経をしているのだろう。「朝日新聞社」の腕章をはめての堂々の行動には、恐れ入った。大新聞だから許されるとでも思っているのだろうか。もし、腕章をはめていない一般人が同じようなことをしたら、私は確実に注意をしていた。
ステージが終わったあと、その花壇を調べたが、確かに穴は空(あ)いていた。花や葉が痛んでいるような様子は見えなかったが、だからと言って花壇の中に脚立を立てても良いと言うことにはならない。記者としてではなく、人としてやってはいけないことである。
あなたのその行為は、良くも悪くも、神様や仏様ではなくとも、どこかで誰かがきちんと見ているのである。
いいがかりを言うなと朝日新聞社さんから抗議を受けそうだが、きちんと写真とビデオカメラでその様子を撮影させていただいた。
私は市民記者である。アマチュアではあるが、取材においてはきちんとルールやマナーはわきまえている。これまでにトラブルになるようなことはなかった。
が、プロと呼ばれる記者がこのありさまでは、朝日新聞社の名が泣く。
まだまだ大型連休は続きますが、朝日新聞社さん、取材マナーはきちんと守りましょう。【了】
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それは、5月2日の第5回みやざきストリート音楽祭で起きた。
デパート前のメインステージで行われた「スペシャル・ブラス・アンサンブル・コンサート」の開始前、私は自転車道と歩道の間にいた。自転車道と歩道の間には、街灯やちょっとした花壇があり、季節の花が植えられている。街灯は花壇と花壇の間にあり、私はそのスペースに脚立を立てて、他の観客に邪魔にならないように撮影していた。
メインステージにはイスが用意されていたが座れないほど人が多く、私の周りにも多くの人がいた。疲れたのか花壇の端に座っている人や、花壇の端に乗ってデジカメで撮影する人などがいた。ふと足元を見ると、花壇の中に入ることなく、花壇の端に出ている花や葉を踏まないように配慮していた。
コンサートが始まると、脚立を抱え朝日新聞社の腕章をはめた記者が、私と5メートルほど離れた花壇の近くで脚立を構えた。花壇の手前から撮影するのだろうと、さほど気にかけなかったのだが、次の動作に驚いてしまった。
その記者は花壇の手前にいた初老の男性に声をかけて、場所を譲ってもらった。そして、脚立をおもむろに花壇の中へ入れたのである。花壇の中の土の上にである。その行動に驚いてしまった私は、一時撮影を止めて、その記者の様子を窺った。
花壇の中に入った脚立は、足場が悪いのか、少し傾いていた。が、そんなことはお構いなし。その記者は花壇の中に置いた脚立に乗って、写真を撮り始めた。その間、5分程度であった。撮影が終わると、花壇から脚立を抜き出し、場所を譲ってもらった初老の男性に礼を言ってその場を立ち去った。
いくら取材とはいえ、橘通り商店街のみなさんが大切に育てている花壇の中に脚立を立てて写真を撮ろうとは、いったいどういう神経をしているのだろう。「朝日新聞社」の腕章をはめての堂々の行動には、恐れ入った。大新聞だから許されるとでも思っているのだろうか。もし、腕章をはめていない一般人が同じようなことをしたら、私は確実に注意をしていた。
ステージが終わったあと、その花壇を調べたが、確かに穴は空(あ)いていた。花や葉が痛んでいるような様子は見えなかったが、だからと言って花壇の中に脚立を立てても良いと言うことにはならない。記者としてではなく、人としてやってはいけないことである。
あなたのその行為は、良くも悪くも、神様や仏様ではなくとも、どこかで誰かがきちんと見ているのである。
いいがかりを言うなと朝日新聞社さんから抗議を受けそうだが、きちんと写真とビデオカメラでその様子を撮影させていただいた。
私は市民記者である。アマチュアではあるが、取材においてはきちんとルールやマナーはわきまえている。これまでにトラブルになるようなことはなかった。
が、プロと呼ばれる記者がこのありさまでは、朝日新聞社の名が泣く。
まだまだ大型連休は続きますが、朝日新聞社さん、取材マナーはきちんと守りましょう。【了】
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※この記事は、PJ個人の文責によるもので、法人としてのライブドアの見解・意向を示すものではありません。また、PJはライブドアのニュース部門、ライブドア・ニュースとは無関係です。
パブリック・ジャーナリスト 大谷 憲史
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