【ワシントン共同】英国の著名な宇宙物理学者スティーブン・ホーキング博士が米テレビ局ディスカバリーチャンネルの番組で「宇宙人と接触しようとすることは危険なことだ」と発言し、話題になっている。
博士は、4月25日に放映された自らの宇宙観を紹介する番組で、地球以外に生命が存在する可能性はかなり高く、自分の惑星の資源を使い果たした後、資源や居住場所を求めて宇宙をさまよっている恐れがあると指摘。
(宇宙人が)地球に来たら「コロンブスが北米大陸に来て、先住民にとっては悪い影響をもたらしたのと同じような結果になるだろう」と述べた。
30日にはCNNテレビの人気番組で、宇宙人の姿について「目や口、脚はあるだろうが、マリリン・モンローのような容姿は期待しない方がいい」と語った。
日本や米国では、宇宙からの電波や光の中に知的生命から発せられたものがないかを望遠鏡で探す活動も行われており、米国内では博士の発言に反発もある。
UPI通信は「地球外生命がいる可能性を無視して、発見されるのを待つのは科学的に賢くない方法だ」との米航空宇宙局(NASA)の専門家の意見を紹介している。(共同通信)
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