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【会山行報告】2001.10/28up
富士山
7/14(土) 天候:晴れ
V隊メンバー 人見(L)、白土(SL)、黛、戸沢、張、.西川、公平、藤井
ビジター 天野さん、難波さん
(登り)
富士宮口テント場0700〜0740六合目0750〜0820新七合目0830〜0910七合目 0925〜1003八合目1010〜1042九合目1050〜1125九合五勺1135〜1200頂上富士 館〜1320剣が峰
(下り)
剣が峰1340〜1430九合目1435〜1520七合目1530〜1617六合目1623〜1655富士宮 テント場→解散
[感想]
V隊、T隊メンバー 富士山山行お疲れさまでした。 私にとっては初めての富士山。これまでチャンスがあったにも関わらず、富士 は見るものと思って遠ざけておりました。今年は思うところもあり、チャレンジしてみました。 富士宮口五合目から仰ぐと白いドームが間近に見えて、すぐそこという印象を うけました。このドームがなかなかでっかくならないんだよと、経験者は口々に語っており、実際その通りでした。周りから聞く富士山は、何もないとのこ とでしたが、七合目付近までは緑が点在し、ツメクサなどのお花も咲いてお り、想像してたよりは生きている山でした。ただし、八合目くらいになると砂利や岩しかなくなり、噴火でできた山というのがよく分かりました。頂上の「お鉢」はアリ地獄を連想させ、吸い込まれそうで怖かったです。そう言えば富士山の地図もあまり好きではないです。ああいう大きくて密じゃないものは怖い。(地球儀の南半球、南極も昔はみるのが怖かった(余談)) 天気が良かったのでとても暑かったです。常に風が吹いているのですが、直射日光がじりじり肌をさすようで、結構焼けてしまいました。右腕がより焼けており、左腕も時計焼け。かっこわるい。
今回、森羅では初めてのリーダーを経験し、いつもとは違う山行になりました。先頭を歩くのも、休憩を取るのも、人数が多くなれば難しさも増すことが分かりました。みんなで協力して楽しく終わることが出来、五合目に到着した ときは、「無事でよかった〜」と心底思いました。ビジターのお二人は登りで少し疲労が見られましたが、みんなとも打ち解けあって楽しく登っていまし た。
本当におつかれさまでした。
文:みや@森羅
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富士山トレーニング山行 報告
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期日:2001/07/13N〜15
場所:富士山 目的:マッターホルン最終トレーニング(高度順応)
メンバー:川名、菅野、清水、吉野、柴山 7/14(土)
富士宮口五合目08:40〜八合目10:30〜九合目11:00〜富士宮口山頂12:00〜剣ヶ峰13:40〜白山岳〜大日岳〜富士宮口山頂15:00
川名、菅野両名は土曜日早朝発であったため、本隊の五合目発には間に合わず、9合目にてトレーニング隊に合流、本隊(V隊)とは、山頂直下での合流となった。 従って上記コースタイムの前半は川名・菅野組のタイムである。
ビジター山行隊 合流後、剣ヶ峰山頂まで同行し解散。その後はトレーニング隊のみにて富士山頂 火口山稜の縦走(お鉢周り)となった。メンバー一同で、お鉢周り終了後、富士宮口山頂の小屋にてラーメンとビールで乾杯しようと決めていたが、実は、小屋は15時にて終了となり、我らが到着とピッタリ同時に閉められてしまった。一同ガッカリしたが、流石ビーラー吉野「私が9合目まで降りて買って来ましょう」 と言うことになり、他のメンバーが山頂の幕営予定地で待機する中、小一時間程で缶ビール6本を買って来る。一同感激の嵐。高度障害は酒酔いに似ている事か ら、アルコールを摂取する事により、より負荷をかけた高度順応トレーニングとなるとの勝手な見解から、本日のアルコール荷揚げ量は、吉野のビール6本に加え、菅野の発泡酒1本、川名の清酒1リッター、吉野の焼酎(容量不明)と豪華絢爛となり、夕焼けに染まる富士山頂は宴会で盛り上がる。これだけアルコールを 取り入れれば、一同3700メートルでなく、4500メートルクラスの高度順応は出来たと確信する。こんなに楽しいトレーニングなら毎回したいとの意見は 誰が言い出したか忘れたが、暗くなる前にすっかりできあがってしまい、ヘッド ランプを使用せずに19時に消灯。先ほど、あちらのテントに嫌みを言ってた神主が、私たちが寝静まった後で今度はこちらのテントに文句を言っている。あんなに派手に飲んでいたのに我らには声がかからなかった。神主の言い分はおおむね以下の通りである。
1.富士山頂は国立公園内であり、国立公園内は幕営禁止である。
2.関係各所の関係者(?)が来れば撤去を勧告されるであろう。
3.私は見ていない(見ていない振りをする)ので黙認する。……が
その他、私たちがまだ宴会の真っ最中の夕方には、たまたま山頂のゴミ処理関係 (?たぶん)を取材に来ていたどこかのTVクルーに、
1.富士山頂は国立公園内であり、国立公園内は幕営禁止である。
2.(張られたテントの方を指さしながら) このようなマナーの悪い登山者がいるおかげで我々がゴミ処理で苦労する。
3.ついでにこのテント達も撮って欲しい。
と言うようなことを、我らに聞こえる様に大きな声でしゃべっていた。 私は、気持ちよく飲んでいたにもかかわらず、ちょっといやな気分になったので、 もしTVカメラが私たちの方にやって来てマイクを向けられたら、次のようにし ゃべってあげようと待機していた。
01.我々は山頂泊の目的で来ている。
※現に今回テントを張っていた登山者は全てが高度順応が目的の登山者達で、一般の富士山登頂を目的で登っているハイカー達とは違う。 ※富士山の登頂のみの目的であれば、途中の小屋に宿泊又は日帰りで可能。
02.富士山山頂は、日本国内で唯一、海外高所登山の高度順応トレーニングが出来る場所であり、その必要性は重要である。
(でなければ、こんなに疲れてホコリっぽい夏富士に登らない→これは余談)
03.テントを設営している登山者は、登山経験・技術共に中級以上の者がほとんどで、けしてマナーは悪くなく、自分で出したゴミなどは全て持ち帰っている。
04.山頂で営業活動をしている方達(神主さんや売店・小屋など)が危惧している、ゴミのポイ捨てなどをしているのは、ほとんど富士山が唯一初めての登山であろう事が容易に予想出来る自然活動初心者のハイカー達、つまり営業活動をしている方達の収入源であるお客さん達であり、その初心者の方達を指導する立場にあるのは山頂にて営業活動をしている方達の役目である。
05.もしテント設営がまかりならぬと言うことになり、テント設営が困難となった場合に、テントを設営出来なかった為に生命の危機に瀕した場合の責任は、どなたがとってくれるのか?
06.富士山頂は国立公園内ではあるが、重要保護地域では無い。(そうだっけ?)
07.国内唯一の高度順応適地として重要であり、これだけ需要もあり、テント等の保護が無ければ危険な標高・気象条件にあり、尚かつ幕営による動植物への悪影響が無い(動植物が生息していない)場所を幕営指定地にしないのは、所轄官庁の怠慢である。
08.幕営する事で自然保護に反するのであれば、山頂で営業している小屋や神社は環境破壊への影響は無いのか?
09.テントを張っていけないのであれば、なぜ営業小屋は許可されているのか?
10.山頂などに、明らかにハイカーや登山者でない、小屋からの廃棄物などが放置されていたり、国立公園内では禁止されているはずのゴミの燃焼処理が小屋の裏などでされているのはなぜか?
と……まあ、
一部無理な言い分も無いとは言えないが……、
こんな事を考えていたら、肝心のTVカメラは、その後火口壁をちょっと撮って 直ぐに引き上げてしまった。
神主さんが嘆いていたテントの数は、富士宮口山頂の広場で9張であった。
さて文章が長くなったので寝る。
7/15(日)
富士宮山頂07:05〜08:45富士宮五合目
昨晩は夜遅くまで隣のテントがうるさく、目が覚めてしまってからしばらく眠 れ無かった。これだから登山者のマナーの悪さは困る。思わず、ここは幕営禁止だぞと言いたくなる。……と、勝手な私。
そして朝、すでに私が目覚めた時には日が上がりテントの入口を開けると、目の前の剣ヶ峰の頂がオレンジ色に染まっている。レーダドームの白さがまぶしい。 さわやかに朝食を済ませテント撤収。後から後から登ってくる登山者達をかき分けて下山にかかる。
今回は4日後に予定されているマッターホルンの最終トレーニングであり、も う体力作りをする段階ではなく、どちらかと言えば体力維持。そして怪我などの 事故は極力避けなければいけない重要な時期であるので、ゆっくり登ってゆっく り降りる事。そう思っていたのだが、吉野さんを先頭にしたばかりにグングンと スピードがつき、結果として吉田口山頂から五合目の駐車場まで1時間40分で下り着く。ほとんど休まず、ホコリを巻き上げて顰蹙をかいながら、下山中出会 った全ての下山中登山者を追い越した結果であり、全員「早かったね〜」と満足 であったが、五合目にある富士登山案内板に、"山頂からの下山は1時間30分" と書いてあるのを発見し一同ガッカリ。メンバー全員で、この案内板は間違いであるという意見で一致した。
御殿場の"焼き肉よしの"で腹ごしらえという意見が一致し、車三台で向かったが、焼き肉よしの到着が10時であったため、まだ店が閉まっていて、結果、御殿場市内をウロウロして開店時間の11時によしの着。焼き肉で乾杯した。 さて、いよいよ4日後にはマッターホルン行きだ。今度はツェルマットで、 山頂前のアルコールによる高度順応トレーニングが待っている。 肝トレ万歳。
以上
川名@森羅
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