「プロボクシング8回戦」(2日、明石市立産業交流センター)
関西期待の新鋭・小国以載(VADY)が3-0の大差判定でフィリピン・バンタム級10位のジェディオン・アンバ(フィリピン)を下し、デビュー3連勝を飾った。07、08年のアマ全日本選手権バンタム級3位の実績を誇る小国は2回に得意の左フックでダウン経験なしのタフなアンバからダウンを奪い、1人のジャッジがフルマークを付ける大差判定で勝利した。プロ3戦目で初めて判定決着となったことについて、VADYジム・高嶋穣会長は「簡単に勝てなかったこともこれから上を目指すにはいい経験になる」と話した。
VADYジムは初の興行を10月10日に神戸ファッションマートで開催予定。小国のプロ4戦目はメーンの10回戦として計画されている。「対戦相手はそれなりの強敵を考えている」と高嶋会長。さらなる成長を求めて今月10日からフィリピン・セブ島の名門ALAジムで3週間の合宿を決行する。その後はメキシコ武者修行も予定している。
(2010年5月2日)