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舛添氏、第3極で「統一名簿」模索も…難しい?

 新党改革の舛添要一代表は2日、NHKの番組に出演、夏の参院選に関して、みんなの党やたちあがれ日本などを念頭に比例代表で「第三極」の統一名簿を模索する考えを明らかにした。「大きな目標のために戦うということであれば、皆さんと手を握れる」と強調。しかし、たちあがれ日本は統一名簿について「難しい」と否定的な見解を示した。

 舛添氏は、他の新党との選挙協力について「選挙区では“うちが埼玉に(候補者を)立てたら、よその党は千葉に立てる”とか、バーターはあり得る」と表明。比例代表については「(新党が)ばらばらに候補者を立てたら死に票が多くなる。複数の新党が統一名簿を作ることは可能。(実現すれば)相当な力になる」と述べ、統一名簿の作成に意欲を示した。

 新党改革は選挙区10人、比例20人の擁立を目指している。舛添氏は「協力すれば(民主党に)勝てるものを、協力しなければ国民に対して約束を果たさないことになる」と強調。「小異を捨てて大同につく。大きな目標のために戦うということであれば、皆さんと手を握れると思っている」と力を込めた。

 司会者から「みんなの党の渡辺喜美代表は舛添氏のアプローチに否定的なようだが」と聞かれると、「直接本人にそういう話をしたことはない。どの政党の党首にもそういう話をしていない」と述べ、連携相手については明言しなかった。

 総務省は「公職選挙法の規定に基づき、別々の政党が比例代表で統一の名簿を出すことはできない」としている。

 ただ、複数の政党が新たに1つの政治団体を結成すれば、統一名簿を作成することは可能。各党は比例代表の候補者をその政治団体の名簿に登録して選挙を戦う。

 参院選比例代表は届け出時に各政党が候補者に順位を付けない「非拘束名簿式」。有権者は政党名、候補者名のいずれかで投票し、党内で候補者名票の多い順に当選が決まる仕組み。このため、統一名簿に参加したある党に当選者が集中した場合、他党が議席を得られない可能性もある。

 「たちあがれ日本」の園田博之幹事長は「選挙協力については考える余地はあるかもしれないが、統一名簿となると党を立ち上げた趣旨が消えてしまうので難しいのではないか」と否定的な見解を示した。

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