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菊水丸“万博お宝グッズ”プラザ展示を約束
スポニチプラザを訪れ色紙を手にする河内家菊水丸
Photo By スポニチ |
大阪・ミナミにオープンしたスポニチの新しい情報発信基地「スポニチプラザ大阪」で2日、関係者向けの内覧会が開かれ、約150人が参加した。本紙でお宝グッズを紹介する連載「菊水丸店主 珍宝堂」(隔週水曜掲載)を担当する伝統河内音頭継承者・河内家菊水丸(47)もゲストとして駆けつけ、グッズ展示を約束。スーツ姿ながらアカペラで河内音頭を即興で披露し、プラザ開設を祝福した。
見慣れないスーツ姿でスポニチプラザを訪れた菊水丸。スポニチ本紙野球評論家・赤星憲広さんの写真パネルやスポーツ選手らのサイン色紙などを見渡すとピンとひらめいた。
「僕のコレクションも展示しましょう」
京都府内の自宅に保管している約20万点のお宝グッズ。1日に開幕した上海万博では、7月28日の「なにわの日」に河内音頭を披露する予定だけに、それに合わせた“万博グッズ”展示を提案した。手にした色紙に6月28日から1カ月間と開催期間まで勝手に書き込む熱の入れようだ。
収集家になるきっかけは1970年の大阪万博だった。小学2年生だった菊水丸は各パビリオンのスタンプ集めに夢中になった。また、イタリア館で初めて食べたグラタンに「こんなおいしいものが世の中にあんのかと思った」と感激。ウエートレスのイタリア人女性にサインを書いてもらったノートの切れ端は、今も自宅で大切に保管している。
自らを「万博に取りつかれた男」と表現。1988年のブリスベーン万博(豪州)、90年の国際花と緑の博覧会(大阪)、2005年の愛・地球博(愛知)にも足を運んだ。それらで集めた約1000点のお宝は上海万博開催中だけに、より価値が上がるだろう。
また「帰国したら報告会もやりたい」と意欲満々。スポニチで約20年にわたって連載を続けることもあり、プラザ活用に大乗り気だった。
藤原健本社常務取締役大阪本社代表は「今まで紙面に載せるだけで満足し、読者に還元していたのかと反省している。ビルの中で終わるのではなく、外に出て行こう」とプラザ開設の意図を力説した。“出張珍宝堂”はまさにそれを具現化するイベントになりそうだ。
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