宮崎 口てい疫で災害派遣要請

宮崎県内で家畜の伝染病の口てい疫の疑いがある牛や豚が相次いで見つかっている問題で、宮崎県の東国原知事は自衛隊に災害派遣を要請し、陸上自衛隊はおよそ１００人の隊員を派遣して、処分した牛や豚の運搬などを行うことになりました。

宮崎県内では口てい疫の問題で殺処分の対象となる牛や豚が４月３０日までにあわせて４３６９頭に上り、東国原知事は対応に当たる人が不足しているなどとして、１日正午、自衛隊法に基づいて陸上自衛隊に災害派遣を要請しました。これを受けて、宮崎県都城市の陸上自衛隊都城駐屯地の第４３普通科連隊などからおよそ１００人が、口てい疫の疑いがある牛や豚が見つかっている川南町に向けて出動しました。陸上自衛隊は今後、処分した牛や豚の運搬や地面に埋める作業、それに消毒作業などに当たるということです。