憲法記念の日に朝日新聞阪神支局で記者が襲われた事件から3日で23年です。多くの人たちが事件現場の支局を訪れ、犠牲となった記者の冥福を祈りました。

 1987年5月3日、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局に突然、押し入ってきた男が散弾銃を発砲。当時、支局員だった小尻知博記者(当時29)が亡くなったほか、記者1人が重傷を負いました。支局1階に設けられた拝礼所では、朝から花を手にした人などが次々と訪れ、小尻記者の遺影を前に目を閉じて静かに手を合わせていました。
 訪れた人:「小尻さんの意志を継いで、ずっと憲法を守るという気持ちを持っていきたい」「(事件を)このまま闇には葬って頂きたくないという気持ちでいっぱいです」
 事件はすでに時効を迎えましたが、訪れた人は、今もなお、真相解明を願う思いを新たにしていました。

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