兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局が、散弾銃を持った男に襲撃された事件から23年が経ちました。支局には殺害された記者の冥福を祈る人たちが訪れています。
朝日新聞阪神支局には殺害された小尻知博記者(当時29)を追悼する祭壇が設けられ、朝から知人らが訪れて手を合わせました。
23年前、1987年の5月3日。散弾銃を持った男が阪神支局に押し入り、小尻記者を殺害、もう1人の記者も重傷を負いました。
「赤報隊」を名乗る犯行声明が出されましたが、犯人の特定には至らず、8年前に時効が成立しています。
「言論の自由は民主主義社会の根本。さぞかし無念でしたでしょうね」(小尻知博記者の知人)
事件が起きた午後8時15分には、朝日新聞の社員らによる追悼式が行われます。(03日13:39)