証拠隠すため長時間滞在か
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証拠隠すため長時間滞在か

5月2日 4時58分

去年5月、愛知県蟹江町の住宅で一家3人が殺傷された事件は、事件の発覚から2日で1年になります。犯人とみられる若い男は、事件のとき縛った三男に「服を着替えないと見つかる。まだ掃除をしている」と話していたことがわかり、警察は証拠を隠すため10時間以上住宅にとどまったとみて調べています。

去年5月、愛知県蟹江町の住宅で、会社員の山田喜保子さん(当時57歳)と次男の雅樹さん(当時26歳)の2人が刃物で刺されるなどして殺害され、26歳の三男もけがをしました。3人の財布からは現金が奪われ、警察は、現場に駆けつけた警察官が玄関で目撃した若い男が犯人とみて捜査しています。男は、三男ともみ合った際に足と手にけがをしたとみられ、三男を縛ったあと「服を着替えないと見つかる。まだ掃除をしている」とか、「けがをしたから時間がかかる、外に出るのは今は無理」と話していたことが警察への取材でわかりました。住宅には男が着ていたパーカーが残され、床には、毛布やタオルで血をふき取った跡が見つかっていることから、警察は、男が証拠を隠すため10時間以上住宅にとどまったとみて調べています。