NPT(核拡散防止条約)再検討会議の開会を翌日に控えたアメリカ・ニューヨークで、核兵器の廃絶を訴える大規模な集会が開かれました。
「前日の爆弾騒ぎもあって警察が厳戒態勢を敷く中、世界各国の反核・平和団体がここニューヨークの地に集まりました」(藤原大介記者)
「核兵器をなくせ。再び被爆者を作るな」(宮城県原爆被害者の会 木村緋紗子事務局長)
「わたしたちが一緒なら2020年までに核兵器を廃絶できる。そう確信するからこそ、2020年五輪の広島開催の実現性を検討している」(広島市 秋葉忠利市長)
集会の後、参加者らは中心部のタイムズ・スクエアから国連本部前までデモ行進しました。
日本からは過去最多のおよそ2000人が参加しましたが、全体の参加者は1万人で、5年前の前回の4分の1に留まりました。主催者らは、「アフガニスタンとイラクの2つの戦争を巡る反戦ムードが低下し、アメリカ人の参加者が大幅に減った」と説明しています。(5/3 12:13) |