島部の東京都議補選、自民が圧勝 民主「小沢氏事件も影響」7選した自民党現職の死去に伴う東京都議補選(島部、定数1)が24日、投開票され、いずれも元衆院議員秘書の新人で、自民党公認の三宅正彦氏(38)が民主党公認の池田剛久氏(44)=国民新党推薦=を破り初当選した。 三宅氏は10796票、池田氏は4674票。選挙区は伊豆、小笠原諸島で投票率は67・21%。 民主党は夏の参院選をにらみ、国政選挙並みの態勢で臨んだが、自民党の牙城は崩せなかった。民主党都連幹部は「小沢一郎幹事長の資金管理団体をめぐる事件も選挙に影響した」と話した。 「弔い合戦」の自民党は、石原慎太郎都政を支える与党の立場を強調、公共工事を基盤とした島の振興を訴えた。 昨年の都議選で第1党に躍進した民主党は、菅直人副総理兼財務相ら国会議員や都議を連日、各島に投入、政権与党を背景に票の掘り起こしを図ったが及ばなかった。 【共同通信】
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