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【衝撃事件の核心】「高差」「うちこ」隠語は健在…警視庁ネットハンターが狙う闇サイトの“急所”  (1/5ページ)

2010.5.3 12:00
このニュースのトピックスネット犯罪
「闇サイト」は、いまだに跋扈を続けている(早坂洋祐撮影)「闇サイト」は、いまだに跋扈を続けている(早坂洋祐撮影)

 インターネット上で詐欺など違法行為への協力者を誘うためにつくられた「闇サイト」。平成19年に闇サイトで知り合った男3人が女性を殺害する事件が起こり、社会問題化した。それから警察の指導やネット業者の自主規制、今年4月には警視庁が闇サイト対策専門の特命チームを創設するなど、官民で対策強化が進んでいる。だが、表現の自由の問題から闇サイトそのものを取り締まる法律はなく、いまだに多くの怪しげなサイトが跋扈(ばっこ)しているのが現状だ。撲滅は可能なのだろうか−。(福田涼太郎)

「とぎんのみ」 字を変え削除の網逃れ

 《高差 かなり高額で買い取ります。※とぎんのみ》

 《うちこバイトの紹介です。日給三万円〜》

 《免許証、卒業証明書など作成、完璧な仕上がりでリピーター多数》

 《偽五千円札売ります!》

 携帯電話のインターネットで、「闇」「裏」といった言葉に「仕事」「求人」などを加えたキーワードを検索すると、簡単に闇サイトにたどり着くことができる。

 冒頭の「高差」とは「口座」、「とぎん」は「都銀」のことを指す。「うちこ」は「打ち子」のことで、パチンコ店などが繁盛しているよう見せかけるためにパチンコを打つ、いわゆる“サクラ”のことだ。

 このように投稿者は削除対象になりそうなキーワードを微妙に変え、「削除の網」にかからないようにしている。もちろん冒頭の4つの書き込み内容は、いずれも実行すれば刑法で罰せられる行為だ。

 ただ、犯行の標的などを具体的に書き込まない限り、実行行為が明らかにならないと取り締まり対象になることはない。そのことをせせら笑うかのように、投稿者は同じ書き込みを何度も繰り返す。募集に応じた利用者とは個別にメールでやり取りするため、取引内容が表面化することはほぼなく、実態解明は難しい。

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「闇サイト」は、いまだに跋扈を続けている(早坂洋祐撮影)
「闇サイト」は、いまだに跋扈を続けている(早坂洋祐撮影)
「闇サイト」は、いまだに跋扈を続けている(早坂洋祐撮影)

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