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連合茨城 第81回県中央メーデー

2010年05月02日

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あいさつする郡司参院議員(中央)。参院選の話に終始した。左は連合役員、右は来賓=水戸市三の丸

 連合茨城の第81回県中央メーデーが1日、水戸市三の丸の旧県庁舎前広場で開かれ、約1千人が集まった。連合幹部や民主党議員らが、参院選に向けて気勢を上げた。

 あいさつに立った児島強会長は春闘や雇用問題について冒頭に触れた後、民主党政権の「単独過半数獲得」を訴え、内閣支持率が急落する状況について「首相のリーダーシップに期待している」と述べた。検察審査会に『起訴相当』と議決された小沢一郎幹事長に対しては、「国民が納得する責任を求める」と述べ、進退を決断すべきだとの考えを示した。

 橋本昌知事のほか、民主党の県内選出の国会議員らが姿をみせた。参院選茨城選挙区に同党公認で立候補予定の郡司彰参院議員(60)も出席したが、同じく党公認の長塚智広氏(31)の姿はなかった。

 同党の大畠章宏県連会長は、党公認候補にもかかわらず、「長塚さんという方」と呼び、郡司氏と長塚氏に対する県連の対応の温度差と候補者選定の際の党本部との「わだかまり」があることを示した。

 メーデー参加者の中には、民主党の政策への不満の声が聞かれた。39歳の宅配トラック運転手男性は「高速道路料金が上限2千円になると、長距離トラックは有利だろうが、我々のような近距離利用の宅配業者にとっては不利だ。労組としては民主を支持しないといけないのだろうけれど」と話していた。
(岩田智博)

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