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口蹄疫拡大で検査前の豚も緊急殺処分 宮崎
宮崎県は2日、新たに川南町の農場2カ所で、口蹄疫に感染した疑いがある豚と牛が見つかったと発表した。14、15例目に当たる。また県は、豚の感染疑いが見つかった13、14例目で、遺伝子検査での陽性確認に先立ち、症状を示した豚の殺処分を開始。体外へのウイルス放出量が多い豚に、感染が拡大していることを受けての緊急措置という。
農林水産省によると、家畜伝染病予防法による殺処分は、遺伝子検査などの精密検査で感染疑いが確認されてから行うのが原則だが、続発する場合には、家畜防疫員の判断で感染疑いとみなすことも可能。県は「まん延防止のためには、遺伝子検査を待っていられない状況だ」としている。