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東国原知事が口蹄疫対策を農水相に要望
宮崎県都農(つの)町などで、家畜の伝染病「口蹄(こうてい)疫」が発生した問題で、同県の東国原英夫知事は27日、赤松広隆農林水産相を訪れ、財政支援や早急な感染経路の特定などを求める要望書を手渡した。
東国原知事は「宮崎県の農業生産額の60%が畜産であり、各方面への大打撃になる。また、(風評被害による)ゴールデンウイークの観光への影響も懸念される。きめ細かい配慮をお願いしたい」と要望。赤松農水相は「県が単独で使ったお金は特別交付金で措置できると思う。肝心なのはこれ以上広げないよう封じ込めることだ」と応じた。
これまでに口蹄疫の感染が疑われる牛は7軒の農家で計20頭。同じ農家の感染可能性のある家畜はすべて殺処分される方針で、その数は平成12年の前回発生時を上回る豚などを含む計約1100頭に上っている。