福田会長(左)、高田専務理事(右)と握手を交わしてご機嫌の元朝青龍=代々木第2体育館
大相撲の元横綱朝青龍(29)がロンドン五輪でメダルを狙う?1日、昨年からモンゴルレスリング協会の名誉会長を務める関係で、プレゼンターとしてレスリング全日本選抜選手権(代々木第二体育館)を訪問。「昔からレスリングに対する熱意があった。バックアップしていかないと」と、モンゴル・レスリング代表のメダル獲得を援助する考えを示した。
2月4日の引退会見後、初めて日本での取材に応じた朝青龍は冗舌だった。「レスリングは子どものころやっていた」と語ると、「スポーツ交流の第一歩。懸け橋になれば」と親善大使役に名乗り出た。これには日本協会の福田富昭会長も大喜びで、「日本、韓国、中国、台湾、モンゴルで極東大会を作っていこうと考えている」と新大会プランまでぶち上げた。
レスリング関連の質問しか受け付けず、訪朝や引退相撲については語らなかった。選手としてのレスリング転向こそ「それはない」(朝青龍)と否定したが、どこへ行っても話題を集めてしまうのは相変わらずのようだ。
(2010年5月1日)