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[ボクシング]長谷川あご骨折もモンティエルと再戦希望

あごを骨折しながらホテルのロビーでファンとの記念撮影に応じた長谷川

 プロボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチで4回TKO負けし、11度目の防衛に失敗した長谷川穂積(29)=真正=が右あごを骨折していたことが1日、分かった。連休明けに手術した場合は長期離脱する可能性もあるが、改めて新王者・モンティエル(メキシコ)へのリベンジに意欲を見せた。

 マスク姿の前王者の表情は柔和だった。「体は大丈夫ですよ」。衝撃的なTKO負け翌朝のホテルのロビー。関係者に会うとお礼を繰り返し、ファンとの記念撮影にも応じた。本人は「骨は折れていない。ただ歯がね…」と右側の奥をさすって笑ったが、腫れは明らか。冷やすための氷袋を手にしていた。

 4回終了1秒前のストップに救われていた。山下正人会長(48)は「あごが骨折していた。たぶん1回にもらった左」と明かした。前夜に都内の病院でCT検査を受けて判明。1回終了後に長谷川は「奥歯が痛い」と訴えていたという。試合続行ならさらなるダメージを受けていたかもしれず、山下会長は「不幸中の幸い」と振り返った。

 悲観はない。連休明けに手術、入院の可能性はあるが、会話もできる状態で重傷ではない。この日、長谷川は今後について関係者に「メキシコでやって勝ったらかっこよくない?」と敵地再戦にも前向きだったという。山下会長も「2人ともリベンジの気持ち」と改めてバンタム級での再起の意向を口にした。

 関係者によるとモンティエルは9月にWBO同級暫定王者モレル(プエルトリコ)との統一戦計画があり、ダイレクトリマッチの可能性は低い。「旅行にでも行ってゆっくりします」と長谷川。まずはけがの治療に専念。V10チャンプは充電期間を置いてリングに戻ってくる。

(2010年5月2日12時44分  スポーツ報知)

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